カナダで働くならこの労働基準法は知っておこう! 2024年(アップデートしました)オンタリオ州賃金編(残業)

カナダ仕事

日本でも週に40時間以降の残業代は通常の時給から高くしないといけないという法律があると思いますが、当然カナダでもあります。

**ここだけの話、残業代の話なら日本よりもかなり甘くなる場所もあります。**日本よりも条件が厳しい場所もありますが。。。

この記事ではカナダの残業代などの情報について詳しく説明しています。カナダの数ある州で残業代などの定義が違います。よく読んで正しく理解しましょう!

残業代の金額が州で異なる

会社で残業代が異なるは当たり前と思うかもしれませんが、違いますよ。カナダのケースでは州で残業代が異なる事になります。

今回はトロントがあるオンタリオ州と、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州の紹介をします。

例えば、オンタリオ州で50時間働いた場合と、ブリティッシュコロンビア州で50時間働いた場合では同じ会社の同じ賃金でも給料が異なる事になります。

トロントの残業代

トロントをゆうする、オンタリオ州ですが残業代に関しては辛目です。と言うのも、週に44時間までは残業代が出ないからです。

44時間 以降からはあなたが貰っている時給は1.5倍になりますが、それまでは通常の時給になります。カナダのいくつもある州でオンタリオ州は辛目です。

バンクーバーの残業代

まず、バンクーバーがあるブリティッシュコロンビア州の残業代ですが、オンタリオ州と比べるとかなり甘いです。

まず、1日に8時間以上の労働があった場合には時給は1.5倍になります。また12時間を超えると2倍になります。

例えば、月曜日に忙しく9時間働いた、この場合には8時間までが通常の時給で、9時間目が1.5倍の時給になります。

また金曜日が忙しくて13時間働いたという事であれば、最初の8時間は通常の賃金で9時間めから12時目の3時間が1.5倍になり、13時間目は2倍になります。

働けば、働くほど時給が高くなっていく仕組みですね。

ここでちゃんと書いておかないといけない事ですが、会社は残業をさせた分を休暇として献上できます。

つまり、1日16時間働いても翌日は休暇とすると残業代を支払う必要がなくなります。一般の会社だと時給が2倍になるとかなりきついですよね。

そのために、よく聞くのは残業代を払わずに、休暇として献上する方法ですね。個人的にも2倍の給料を常にもらっていると言う話はあまり聞きません。

休暇を出す会社の方が圧倒的におおいと思われます。またこのケースでは労働者はどちらかにする事を選べません。会社がその権利を持っています。

また、単純に残業代が出るからブリティッシュコロンビア州の方が有利とはいえないという事もここで書いておきます。残業代が高くつくためにそもそも残業自体をさない会社も多数あるようです。

管理職の残業代は基本的には無し

上記に書いた、残業代ですがオンタリオ州とだろうと、ブリティッシュコロンビア州であろう管理職のケースでは適用外になります。

ただし、これにもいくつかの例があります。例えば、通常の時期ではあり得ないくらいの仕事量のケースでは例外のとなっています。

ただし、この例外をどのように定義するかは難しいところだと思います。ほとんどの職種で管理職と言えば残業代込みの給料になっており、通常のポジションよりも給料が高いのは常識だからです。

ただし、これも雇用契約を結ぶときにお互いに書類などを通して残業について有給の契約をする事が可能と言います。よくある業種で言うとトラックドライバーなどですね。

繁忙期には1週間以上もトラック(特にクロスカントリ―(国を跨ぐ)のドライバー)の中で過ごすのもよくあると言いますから、すべてにおいて給料がないという事であればそれこそ問題ですよね。

異なる職種で仕事をした場合のケースでは?

突然ですが、飲食の仕事をしたことがありますか?わたし個人はあるのですが、飲食と言ってもサーバーやキッチンなどの職種がありますよね?

働く場所にもよりますが、スタッフが少ないお店では皿洗いをやったり、サーバーをやったりすることがあると思います。

このケースではどのような状況でも職種にある別々の時給を計算して、その職種に見合った時給を払う必要があるようです。

例えば、皿洗いの時給が$15でサーバーの時給が$17で25時間つづ働いたという事であれば$15*25時間=$375が皿洗いの時給と$17*25時間が$425となり、合計である$800を給料として受け取れることになります。

わたし個人が10年くらいまえに日本食で働いた時期にこのようなケースがあったのですが、見事に皿洗いの時給で終わってしまいましたね。(汗)

このような時はしっかり異議を唱えないといけませんね。

Overtime pay | Your guide to the Employment Standards Act
Know your rights and obligations under the Employment Standards Act (ESA). This guide describes the rules about minimum ...

さらに詳しい、労働基準法の記事は下記になります。もし興味があれば読んでみてください。

まとめ

という事で、今回は特に残業代について書いてきましたね。残業代がカナダの州によって違う事や管理職の話など知ってほしい事を書きました。

StartupStockPhotosによるPixabayからの画像

コメント

タイトルとURLをコピーしました