オーストラリアのイチゴファームにて

海外 仕事(カナダ以外)

こんにちは。A-Ishiです。

今回は私がオーストラリアへワーキングホリデーに行った際に体験した.イチゴファーム(パッキング)】をしょうかいします。

おお!今回はイチゴファームの仕事の経験をお伝えできるんですね。オーストラリアの経験談ですね。ではでは、行ってみましょう

 賃金について

 賃金と聞くと、多くの方が「時給いくら」ということを思い浮かべるのではないでしょうか。

しかし、実はファームジョブは出来高制なのです。もちろん時給制のファームもありますが、大多数のファームジョブは出来高制、そう、実力勝負です。

 私の働いていたイチゴファームも、例に違わず出来高制でした。その賃金設定はというと、

1パックにつき0.15ドル

100パック詰めてやっとこ15ドル稼ぐことができます。こうして聞くと「稼げない」という印象がありますが、実のところ私は結構稼げました。

繁忙期の8~9月頃には1ヶ月で3900ドル(日本円で31万円前後)を稼いだこともあります。

 このようにイチゴファームは、繁忙期であればそこそこ稼ぐことができます。そのため繁忙期である7月~10月あたりを目安に行くことをオススメします。

ファームは繁忙期だと稼げるというのが一般的な考え方なんですね。覚えておきますね。その時期が7月から10月あたりという事で日本で言う春くらいの時期にあたるんだと思いますね。日本とオーストラリアでは時期が逆ですからね。

2.英語レベル

 ファームでは基本、英語力は求められません。

しかし、作業中にスーパーバイザーから指示が出されることがあったり、良くないイチゴを詰めた際に呼び出されたりするため、簡単な英語は理解できると良いと思います。

またファームは友達を作る絶好の場です。休憩時間に同僚と会話ができるよう、簡単な日常会話ができるとなお良いでしょう。

TOEIC400~495点程あれば、問題なくファーム生活をエンジョイできると思います。

なるほど、割と初級者にでも経験できるという事で間違いないように思いますね。

3.DUTIES

 それではイチゴファームでの仕事について、具体的に紹介していきます。

〈準備〉

 ①パックの準備

  パッカーはそれぞれ違った印を持っています。例えば、私はGreen three(緑3)でした。こ

  れはやり直しが必要になった時に、誰が詰めたのかをわかるようにするためのもので、作業

  開始前に必ず全てのパックに自分の印をつけておきます。

 ②作業机の準備

  パックの準備ができたら、作業机に必要な物をセッティングします。これが結構重要なのです。

机の上には二種の神器「パック」「計量器」を用意するのですが、これらをいかに作業効率が良くなるように配置できるかがとても大切なのです。

というのも、パッキングは時間との闘いです。なぜなら出来高制だからです。

  “決められた時間”内に“限られたイチゴ”を、“どれだけ多く詰めることができるか”で、給料が

  変わります。そのため少しでも効率の良い配置を考えるのです。例えば、パックを高く積み上げた場合、パックを取るために手を上に挙げるロスタイムが生

  じます。逆に低く積んだ場合、机の上のパックがなくなり補充するためのロスタイムが生じます。こうしたことを日々試行錯誤し、闘い(パック詰め)の時に備えるのです。

〈パッキング作業〉

 いよいよパッキング作業です。

 「スタート」の合図と共に一斉に作業(闘い)を開始します。

 パッキング作業の流れは以下の通りです。

 (1)イチゴのトレーをレーンから取る

 (2)イチゴを大・中・小の大きさ別にパッキングする

   (大きさごとにパックが違っていたり、詰め方が決まってたりすることがある)

 (3)計量

 (4)重量が規定内に収まっていれば、パックを閉じてレーンへ流す

  特に注意すべき点は、「綺麗なイチゴだけ詰める」と言うところです。

  パック詰めされたイチゴは、全てチェッカーによってチェックされます。もし悪いイチゴを詰

  めた場合は詰め直さなければなりません。

  チェッカーから印(私の場合は「Green three」)をコールされ、チェッカーのところまで取

  りに行き、一度閉じたパックを開けて詰め直します。これは、時間と闘う者において、耐え

  難きロスタイムとなります。

  こうしたロスタイムを少しでも出さぬよう、イチゴを瞬時正しく選別してパッキングする

  能力を身につけなければならないのです。

〈片付け〉

 作業中はイチゴを取り合うライバルですが、終われば共に過酷な労働を乗り越える仲間です。み

 んなで協力して後片付けをします。

〈成果確認・翌日準備〉

最後に、その日詰めたパック数をカウントします。方法は簡単です。

【その日のスタート時のパック数】ー【残ったパック数】

私の場合、繁忙期には1日1000パック詰めていました。

もし残りのパックが少なくなっていたら、早めに補充しておきます。そうすれば、次の日が楽になりますね。これで1日の作業は終了です!

うーーん、本当に力仕事ですね。ですが、わたしも経験として働いてみたいですね。体を動かすのが好きなんで

4.していて良かったこと

 会話のネタ作りです。

 作業とは直接関係ありませんが、ファームジョブは友達を作る絶好のチャンスです。私の場合、様々な言語での挨拶・簡単な単語や自己紹介を会話のネタとして練習しておきました。私たち

 も外国の方から日本語で話しかけられると嬉しいですよね?そうした少しのことがコミュニケーションのキッカケとなり、友達の輪を広げることができたかな、と思います。

5.働いていて良くなかったこと

 アジア人差別にあったことです。

 ファームハウスで一緒に暮らしていたイタリア人とフランス人から、私たち日本人と台湾人に対

 し、「汚い人種」だと暴言を吐かれたことがありました。彼女たちは酔っ払っていたので、ま

 ともに受け取ってはいけないとは思うのですが、とても悲しかったのを覚えています。

利点は友達を作れる事と欠点は差別の問題の可能性があると、正直にいいますと世界のどこでも差別は存在しますね、あとは程度の問題です。ですので、そのように言われたら逆に言い返すくらいの感じで問題ありません。

6.こんな人にオススメ!

 イチゴファームは、ファームジョブの中でも作業が簡単で重労働もありません。そのためオーストラリアで2年目以降のビザを取得したい方にはみなさんにオススメです。

**新型コロナ前の経験のために申請条件は異なる可能性があります。詳しくは、オーストラリアの移民局まで**

7.面接で聞かれたこと

 ファームは常に人手不足で、ワーホリ生によって成り立っていると言っても過言ではありません。私の場合面接と言うものはなく、ただメッセージで「いつからスタートできるか?」と「車を持っているか?」といったことを聞かれたのみでした。

このようにファームジョブを見つける事は難しくありません。特に日本人は真面目で働き者として有名ですので、重宝されていると感じました。しかしだからこそ、事前に賃金や家等について詳しく確認し、「こちらが選ぶ」というスタンスで臨むことを強くオススメします。

ここまでイチゴファームについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?

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