カナダ・正規留学4年制大学で困った事/不便な事8選

大学関連

日本では学歴社会だ!と言うのはよく聞く話ですよね?

あるていどの学歴がないと特定の会社では面接にたどりつけないとか、運よく入社しても有名な大学で派閥があって昇進にも影響するという話も聞きます。日本では色々と大変ですね。

わたし個人の意見を言わせてもらえると、カナダは学歴社会だと言いますが、そのような実感はないですね。

正直な話で4年制大学を卒業する労力を考えると今のところ、得をした感じはしません(管理職くらいから、影響が出るケースが多いという事なんでこれからなのかもしれませんが..)

この記事ではカナダの4年制大学で困った事や不便な事を知ることができます。正規留学・カレッジか4年制大学のどちらにしようという方にはいい記事だと思います。

学費が高い

まず、4年制大学で勉強をする上で必ずと言っていいほどネックになるのが学費です。

まず、カナダの市民権や永住権を持っていても学費は高いです。

ケベックの世界的に有名なMCGILL大学にはさらに、現地の人と、他の州のカナダ人というようにカテゴリー分かれていて留学生と現地の人とでは10倍も学費が異なるコースもあります。

| Student Accounts - McGill University

とにかく、ここで言いたいことは学費が高いという事です。

4年制大学では真剣に勉強をしても、カレッジなどに比べると単位を取ることが難しいケースも多く、単位を落としてしまい再度 そのクラスを取り直すという事が日常的に起こります。

このケースではもちろん、さいど学費を払わないといけません。そうです、学費が高いという事はそのようなリスクもあります。

このためにカレッジがおススメと考えています。

1クラスの人数が多い(コースや学科によるが)

これはわたし個人の経験からお伝えしたいことですが、4年制大学のDEGREEなどの1年目のクラスでは、1クラスの生徒の数が多い事が多々あります。

クラスによっては500人を超えるような人数になったりします。ただし、3年目、4年目は1クラスの生徒数がすくなっていく傾向があります。

このように1クラスの人数が多いという事になれば、教授が1人当たりの生徒に使える時間も少なくなります。これにより、授業中に質問がしにくかったりします。

わたし個人の当時の知り合いは、かなり音に敏感でクラスが始まる時間になっても遅れてくクラスに入ってくる生徒が多すぎで最初の30分は授業に集中できないと言っており、このような欠点もあるんだなと思いました。

確かに1クラスの生徒数が少ないという事になれば、遅れて入ってくる生徒の数も少ないですよね。

4年制大学の数がすくない(アクセスが悪い)

カナダは4年制大学とカレッジの総数を比べると、かなり数は少なく1つの4年制大学に生徒が集中する欠点があります。

わたし個人が卒業した、ヨーク大学は今ですら地下鉄でつながっていますが、当時は地下鉄もなくバスでの通学をしていました。

このバス通学ですが、時間により車で渋滞になり時間通りにつかないという欠点がありました。

これが一般的な授業の日ならいいですが、期末試験などの日に影響すれば悔やんでも悔やみきれません。

そのために、わたし個人は試験日には試験の5時間前とかに大学に行っていました。はい、かなり無駄な時間です。

TAを捕まえにくい

まず、初めにTAと言うのはTeaching Assistant の略でクラス授業などでわからない箇所があれば何でも聞いてねという感じの生徒の事ですね。

そのコースの4年目の学生などが教えているケースもありますし、大学院の学生が教えているケースあります。このTAですが、4年制大学の場合には時期によって予約がとりにくいという事が起こります。

具体的にはTAの1人当たり対する生徒の数が多すぎて、カバーしきれていないという事です。(詳しくは下の記事で)

テストが難しい(1個人の意見ですが一般的な話だと思います)

この記事では単純にカレッジのコースと、4年制大学のコースを比べていますがやはり4年制大学の方が試験の難易度が高いです。

またわたし個人はカレッジも4年制大学も卒業していますが、1試験に対する長さが異なるケースが多いです。

カレッジの場合には期末テストが50問で構成されていた場合には4年制大学のケースでは100問になったりします(当然、範囲も異なる)

つまり、より多くの学習時間が必要になります。また、採点基準も4年制大学がきつめだと思います。

入学基準が高い(学士や修士号)

カレッジに比べると、4年制大学では入学基準が厳格と言う話を少し前の記事で書いた記憶があります。

これをさらに掘り下げると英語力の他にも高校での成績がトップの10%であるとか、ボランティアの経験が必要とか大学やプログラムによって様々です。

これはわたし個人が卒業したヨーク大学なんかよりも、歴史と伝統があるトロント大学(世界ランク17位と東大よりも上)のような機関の方が重要視する項目です。

つまり、誰でも入れるようにはしたくないんだと思います。(1個人の勝手な解釈です)

規模が大きい(迷う)

トロント近郊で公立の4年制大学と言えばライアソン大学、ヨーク大学、トロント大学ですがメインキャンパスの大きさに限れば他のカレッジの数倍もあります。

ちなみに、トロントにある有名なカレッジと言うとジョージブラウン、セネカ、センテニアル、ハンバーなどですが、これらのメインキャンパスに比べると4年制大学のキャンパスではクラスが見つけにくいという欠点があります。

特に1年目ですよね、地図を見て探してもなかなか見つからないとか本当にあるあるです。そのために授業がある前に調べたりするですが、結構たいへんですよね。

ただし、有名な大学にもキャンパスがいくつかあり小規模なケースも当然あります。

4年制大学卒だから仕事を見つけられるとは限らない

イメージで行くと4年制大学の方が仕事を見つけやすいという感じがしますが、実際の話は必ずそのようになるという事ではありません。

事実、わたし個人はカレッジの方が早く仕事を見つけることができました。

ただ、これは4年制大学だから仕事を探すには不利と言うわけでもなく、その時の経済状況に左右されるという事なんだと思います。ですので、正直な話で運の要素もかなり絡んでくると思います。

まとめ

カナダの4年制大での欠点という事で書いてきましたが、1個人の経験から書いてきましたが学費やアクセスや難易度などは一般的な項目という事でいいと思います。

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