カナダの冬は寒くて長い事で有名です。ほとんどの大都市で－２０℃には簡単に下がります。
これはカナダに留学をしに行く人が少なくなると言う意味なんですが、何も日本からの学生だけが来なくなるという意味ではないです。カナダの語学学校は閑散期になります。
この記事を読んでいただくとカナダの語学学校を冬に通うと、どのような利点と欠点があるのかわかるようになります。そのために冬の語学学校に通うかどうかを判断できるようになります。
利点
学費が安い
一般的な日本人留学生は留学エージェントで語学学校の契約をすると思います。ですが、同じ語学学校の同じのプログラムでも夏に語学学校に行く場合と冬に語学学校に行く場合では料金が異なります。
夏の場合は生徒さんが多いので留学エージェントは多めに手数料をとり、利益を出します。また留学生がすくない冬の場合には手数料は少なめにとなります。このように季節に応じて手数料を上げ下げしてうまく経営をしていきます。
ここで質問ですが値段だけを考えたら、冬の方が安いので得ですよね？実際に冬の間は夏の一番高い時期と比べると２０％以上安くなることが一般的です。
日本人生徒が少ない(英語環境が作りやすい)
カナダの語学学校は冬のあいだは日本人がどうかに関わらず、留学生が少なくなります。ただし語学学校によって完全に生徒がいなくなるという事はないです。
なぜならカナダの大学は基本的に９月か１月にカリキュラムが始める事が多いです。
そのために大学入学を準備する英語力が高い留学生が語学学校で大学入学プログラム、または社会人の人たちがコーアッププログラムなどで勉強していることも多々あるからです。（ただし、どちらのプログラムも日本人はかなり少ないです）
そのために語学学校があなたにとって英語環境になりやすいという利点があると思います。あなたが日本語を話す機会が少なくなり英語を話さないといけない状況です。
１対１ 授業の可能もあり
冬の間の語学学校の特典と言えば生徒が少くなくなるために学校のクラスが１対１の英語クラスになる事もありました。
わたし個人経験では真冬の１月後半に大雪が降り、その時に学校に行った時の話です。そのクラスの生徒はわたしだけ、必然的に非常に質が高い英語のクラスになったのです。
もちろん、値段も一般に払う料金で勉強しています。
プロモーションが付く
ここカナダのトロントには本当にかなりの数の留学エージェントがありますが、場所のよっては割引ではなくプローモーションをもらえる場合があります。具体的には冬の間は３か月間の料金を払えば４か月目の授業料が無料とかですね。
これは時には定期券とか、ホッケーのチケットとか様々なパターンがあります。とにかく夏に比べると値段といういみではお得になります。
ただし、利点だけがあるという意味ではありません。もちろん冬にしかない欠点も結構あります。
欠点
通学がしんどい
バンクーバーを除くカナダの都市では冬の間の通学は本当に厳しいです。とにかく寒く雪がたくさん降るので通学しにくい、さらにその影響かバスや電車の遅延が多くおこるなど．．．ですので、
冬の間はそれなりにバス停に近い事や駅に近い事が必要条件になってきます。そうなれば通勤のときでも通学の時でも苦労は少なくなりますよね？
クラスが振り分け範囲が少ない
先ほどから冬の間は純粋に英語を学ぶ生徒さんの数が減るという事を書いていますが、この影響による欠点というのも語学学校に出てきます。
語学学校のクラスの数が減ってきます。例えば、英語が上級レベルの生徒さんが１人と中級レベルの生徒さんが５人いた場合にはほとんどの語学学校で６人で中級レベル英語のクラスで勉強することになります。（予算の関係から生徒１人に先生１人を手配できない）
つまり自分の英語レベルにふさわしくないレベルで英語を勉強することになるのです。わたし個人にもこの経験がありますが結構きついです。
わたしの場合には逆のケースでしたので、無理やり高いレベルの英語を勉強させられました。語学学校でも上の方に行くとシェイクスピアとかを勉強します。はい、意味ないやつですね。
アクティビティクラスがすくない／他の国友達が作りにくい
夏に比べたらですが、アクティビティクラスが極端に少なくなります。なぜならカナダの大きな都市では観光客が少なくなるからです。そのためにとしが計画するイベントの数も少なくなります。
これは遠回しに言えば友達などを作るチャンスが減るという意味だととらえる事ができますよね？そもそも海外からの留学生が少ないのにそのうえ、イベントなどの行事もすくないのですから。
カナダ在住１５年の経験者がコスパの高い方法を考えてみた
夏はパートタイム／冬はＴＯＥＩＣを伸ばす？
上記の理由から夏の間は友達が作りやすいが授業料が高い、冬の間は授業も安く質も高いが友達が作りにくい。
なので、授業料が高い夏の間はパートタイムで学校に通って、できるだけ友達を作ってイベントに参加する。（また、この時に仕事もできれば並行してやってみる）
冬の間にためておいた授業料を奮発してＴＯＥＩＣなどのクラスを集中的に受けて、英語を爆上げするというのはどうでしょうか？（ただし、生徒が少ないために語学学校によってはＴＯＥＩＣのクラスがないかもしれないのでそこら辺はかなり厳しめに調べておいた方がいいですね。）
ちなみに夏の語学学校は？
まとめ
冬の語学学校に通う利点と欠点を書いてきましたが、季節により仕組みが異なるという事が分かったと思います。冬の間は学費が安くプロモーションなども期待できて質が高くなるが利点だけではなく通学などは大変でクラスの割り振りで欠点になりうる事ですね。
この記事がカナダ留学中にみなさんの役に立っていただけるとありがいです。
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