カナダ永住と聞くと、なんかすべてが素晴らしいように聞こえてしまいますよね?でもそれって本当にあっているの?
個人の経験で15年間も住んでいると色々な欠点も見えてきます。1つ1つは大したことではなくても、ボクシングのジャブのようにじわじわと効いてくるものです。
この記事を読んでいただけると、カナダ永住の欠点をわたし個人のサンプルとしてみなさんに知っていただく事ができます。カナダの永住権を取得するかどうかの一意見として参考にしてください。
日本製品がすくない/高い 奇妙な日本食がある
カナダのトロントでは日本食は少ないですね。また日本食と言っても日本食レストランでは一般的な日本食は食べられない事もあります。
たとえば、近場の日本食のレストランではパイナップル寿司とご飯の上にピザがのっている“SUHIS PIZZA”がありますが変わっていますよね?
でもSUSHI PIZZAはうまかった!!!(喜)
一般的に日本人が想像する日本食はすごく高くなります。ランチなどで安くても3000円くらいで(TAXやチップを含む)
またスーパーマーケットなどでも日本製はすごく高いです。詳しくはYOUTUBE見てね!
わたしの本業は貿易関係なんですが日本製は日本から持ってきますよね?そうすると輸送料と関税で2倍-3倍くらいになってしまうんですね。
日本だとだいぶ遠いですしこれはしょうがないんですね。でも悲しいですね
(YOUTUBEやってるよ!)
お風呂文化がない(シャワーのみ)
個人的な感想ですが、温泉などが皆無と言っていいほどないですね。バンクーバーでは話しによると、あるようなのですが…すくなくてもトロント市内で男性も入れるというのは聞いたことがないです。
トロントから車で数時間かけると確かにいくつかはあるのですが、いつも行けないですよね?もちろんスーパー銭湯などもありません。
税金や物価が高い?(ただし、給料も高い)
カナダは皆さんが思っているとおり、税金は高いです。トロントでは13%(オンタリオ州)バンクーバーで12%(ブリティッシュコロンビア州)となっており日本よりも高いです。
(ただし、すべての買いもに税金が課税されるのではありません、ここが日本とは違うところです。(お肉、魚、お米やパスタなど、生活に必要なもは非課税です、(多少は州でことなる))
またカナダの給料もそれなりに高くなっています。一人当たりの平均収入がカナダドルで53000ドルくらいのようです。日本が420万円なので、そのように考えると同じような物価のレベルなのかもしれません。この辺は需要があれば詳しくやっていきたいなと思います。
とにかく寒いか雨ばかり
気温が-10度くらいだと季節的には秋なんだそうですよ...と,かなり寒い場所に住んでいた時に友達が言っていた言葉です。(もちろん住む場所によりますが)
実際に、日本でのわたしの英語の先生はカナダ人でしたが、真冬に半袖で現れたのはびっくりしましたね。日本の冬は寒くないんだとか...
話は少しずれましたが、カナダのほとんどの都市で冬の間は気温が-10℃からー30℃くらいまで下がります。
トロント、カルガリー、モントリオールなどです。またこれらも一般的にはカナダでは寒い地域ではありません。
エドモントンやウニィペッグなどは-40℃くらいまで下がる場所もあります。しかも、どちらも人口が100万人くらいはいるんですよね。かなりの人が住んでますね
気温などの条件でいうとバンクーバーが頭一つ抜けていいですが、バンクーバーも時期によっては雨ばかりとカナダのどこにっても長所と短所はありますね。
医療費は日本より高めでお遅め
いくつかのウェブサイトによるとカナダの医療システムは無料で素晴らしいという事になっていますが、こじん的な意見ですが医療に関しては日本の方が優れているのではないかなと思います。
まずカナダの国民保険と日本の国民保険では仕組みがかなり違いますね。
基本的には民間の保険がないと薬などの出費はかなりのものになります。実際にわたし個人は喘息を持っているのですが、吸入器以外はかなり高くつきます。日本で一般的なものでもカナダではあまり使われないからでしょうか?
また、基本的にカナダの医療に世話になりたいと持っていても待ち時間がかなり長いという事があります。わたしの知り合いでヘルニアの方がいるのですが手術をするまでに1年間も待ったという人がいます。
家が高い(特にバンクーバーとトロント)
カナダのトロントにある平均の家の価格が一般的な家で8000万くらいします。バンクーバーの家の価格はもう少し高いのではないでしょうか。
カナダはいま空前の住宅バブルのようです。そのためにカナダ人でも家の購入をする事ができないという事になっています。
ローンを組むにもある一定の程度の頭金が必要で(25%が一般的)その上にローンの金利の問題もありますので単純に家の価格が高いと考えられています。
ただ、わたし個人は家に関しては賃貸でも問題はないのではないかはと思っています。でも値段が安いときに買えればいいですよね。
カナダは土地がかなり広いのにそれでも全国の平均の価格が4000万という事ですのでやはり高いという事がわかりますね
下記の記事によると、そろそろ天井が近いのか?という感じですがどうでしょうか?
英語を磨き続けないといけない
カナダは日本人(日系)の比率がかなり少ない事で有名です。バンクーバーにはそれでも1番多いですが。
それでも100人から200人に1人くらいと言われています。他の都市は正直に言ってさらに少ないです。
つまりこれはあなたがある一定程度は英語をしゃべる必要があるという事です。他のアジアの国だと英語をしゃべる必要がない方々もいます。
しかしトロントでは少なくても日本語はそれほど使えません。
例えば、トロントなどでは病院などを使うときには英語を使う必要がありますね。日本語をしゃべる医師はかなり少なく、これには選択の余地はないですね。
税金などをカナダ政府に払うときも英語は使わないといけません。(ただし、日系の方が多いバンクーバーなどは多少は楽なのかもしれません)
またカナダで仕事をするにあたって、ある程度の英語をしゃべれないとお金は稼げても自由はないです(詳しくはカナダで現地日本人として日系で会社で働く事の欠点 予定)
日系の会社は稼げるがきつい
カナダに長期在住している人でも1回は日系の会社で働いた人は多いのではないでしょうか?実際に日系の会社は日本のわびさびを理解している日本人を好みます。
これはいろいろな理由があるのですが、管理職の人間が日本人の方が仕事ができると思っている人が多いからです。
わたし個人はカナダにある日系の会社でもカナダ系の会社でも働いた事がありますが、日系の会社は残業があたりまえの会社が多いですね。(私の職種が物流ですので、これが影響しているのかもしれません)
この日系の会社は日本でもかなり大手で日本からの研修生が毎年、来る会社でありました。
その他にもこの会社は日本からの管理職の方が出向社員としてカナダで働くという感じなっているのですが、基本的に日本からの出向社員の方は実務の方の仕事はやりません。
ですので、あなたが現地社員として働いた場合には現地採用の日本人であるあなたが働く事になります。
ですが、これがかなりの問題になります。なぜなら、カナダでは定時に仕事を終えるのが一般的ですよね?つまり他の人は普通に定時に帰ります。
仕事が残っていても帰る人が結構います。その人の仕事は誰がやるんでしょうか…?よって仕事が定時に終わらない事がよくあるのです。
結果的に残業になる事が多々あります。残業代はもらえる事がほとんどでしたけどね。ではこれを我慢してそこで仕事をしていくとどうなるのか?
ですが、基本的に課長くらいまでには簡単になれます。じじつ私の日系のクライアントは課長レベルの人は現地の日系の方の人がほとんどでしたね。
コンビニが少ない
カナダのコンビニの数が少ないという事はここで何回か書いてきましたが、トロントのコンビニの数はイエローページで言うと1000店くらいみたいですね
トロントは日本で言うと人口的にも経済的にも東京と言えることができると思いますが日本の場合には東京だけで8000店くらいあるようで、東京の人口の方が2倍多いとはいえ、それでも違いすぎますね。
また日本のコンビニとカナダのコンビニは営業時間が違う事だけにあらず売っている物などにもかなり違いがあります。
まずカナダのコンビニは弁当などは売っていませんね、コーヒーとスナックなどの軽食だったりします。また色々な支払いなどはできないことが多いですね。とにかくこの面では不便です。
深夜までや24時間 営業のお店が少ない
日本ではここ数年はこのトレンドに変化が起きているようですが、それでもまだ24時間営業や翌日の午前2時とかまでやっているお店は多いですよね?
飲食に始まり雑貨もありますし、ドラッグストアも24時間という事はいまだに多々あると思います。
カナダではコンビニは夜の7時-8時くらいに閉まるところも多く、飲食もすこしなら深夜くらいまでやっているところはありますが、24時間というとかなり少なくなりますね。
カナダでは州によって経営者は祝日に営業する場合には従業員は2倍の賃金を払う必要があるという法律がある場所もあり、休暇の考え方が日本と違う事は書いておきたいことです。それでもこの面では日本の方がいいですね。
交通の便と時間通りに来ない交通機関
カナダ最大の都市トロントでも、東京と比べると交通の便が悪いというのは長期間住んだことがある方なら納得なのではないでしょうか?
バスや電車などのがトロント郊外ではかなり少ないところもありますよね。ですので車がないときついですね。
カナダも世界的に見ると時間の正確性を重要視する国の一つなんで、バスや電車も遅れても定時の15分前後くらいには来ますが、それでも日本人の感覚から言うと遅いですよね?
ただ世界的に見ても日本は異常すぎるというくらい正確性に焦点置いているようです。
したのサイトに行ってみると国にって時間が正確ではなければいけないという考え方が国によってかなり異なるという事がわかります。
ギリシャやメキシコが予定の時間から30分くらいまでは遅刻と感じないにも関わらず、日本の場合には交通機関として1分は遅刻として含めると言い、ここでかなりの文化の違いがわかりますね。
カナダには来た場合には日本ではこうだからね!ではなくて、相手の国はどうなんだろうか?これはあなたの国では一般的なの?と一度はよく考え見ることが重要ですね。
車の保険が高い(特にトロントとバンクーバー)
とりあえず、カナダで異常に値段が高いと思うのは車の保険ですね。わたし個人、車は7年ほど乗っております。
わたし個人が原因で事故を起こしたことは1回もないの(後ろからの追突された経験はあります)ですが、それでも保険の値段が月で2万円くらいしますね。しかもこの料金はトロントだと低い方です。
ですので、25歳以下で留学生の場合には月の保険が5万くらいになる事もよくあります。
住む州によって多少の違いがありますが少なくてもカナダでは車の保険は絶対に必要で払わないと車には乗れないことになっています。
これは事故などがあった場合には保険などがあるために安心ですが出費の面だとある程度の収入がないと車が乗れないことになってしまいます。
インフレが高い
2023年にこのインフレの部分を追加で書いていますが、明らかに日本よりもインフレ率が高いですね。と言うことで、カナダでは賃金も上がっていますが物の価格も上がっていることになります。
ちなみにカナダの2023年1月のインフレ率は約6%で2022年の日本のインフレは40年ぶりでも2%と言われていますので、カナダの方が3倍も高いことになります。
カナダ移住はもちろん利点もあります。下記は詳細です。
まとめ
少し長々と永住する12個の欠点を書いてきましたがどうでしたでしょうか?やはり日本と比べると利便性や食にかなりの不満がありますね。ただ、それだけ日本が優れているという事でもあるのかもしれませんね。
この記事が皆さんにとって、参考になるとありがたいです。
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