カナダ・恋バナ フィリピン人の彼からたくさんの愛と幸せをもらった経験談

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Canada_Ojisan
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少し日が空いてしまいましたが、前回に記事を書いてもらったフィリピン人の彼がいるSさんの記事になります。
前回は本当にインパクトが強くて今でもたまにその内容を思い出すくらいです。今回もではではいってみましょう!!

露店で選んでくれたもの(愛)

彼が住んでいたのはフィリピンの軽井沢とも呼ばれているステキな町でした。この町を訪れた時、露店がたくさんあったのですが、その露店で私へのプレゼントを買ってきてくれたことがありました。

モノは、ビーズでできた手作り感が満載の肩から掛けるカバンと、私の名前と彼の名前が入ったクマのキーホルダーと今度生まれてくる子供(この時私は妊娠中でした)へのおそろいのキーホルダーでした。

私は20代後半という大人の女性だったので、こどもっぽいビーズでできたカバンがとても新鮮に思えました!

だけど、おそらく日本人の彼氏なら、この年代の彼女へのプレゼントは少し高価で見栄をはったものをチョイスすると思うんです。

でも、そうではないところが田舎出身のフィリピーノらしいプレゼントだなと思いました。(良い意味で!)

かわいいモノ好きではない彼が、露店に行って手作りのビーズのカバンやクマのキーホルダーを選んでくれたことや、その姿を想像するとすごく嬉しくなりました!

日本でそのカバンを使うとなんとも無造作な作りで笑えるのですが・・(子供が作ったような手作り感があるので)

私は今もそのカバンと歪んだクマのキーホルダーは大事にしまってあります。

どこでもご飯がもらえる(幸運・幸福)

彼は試合経験も豊富な優秀なボクサーだったので、フィリピンのいたる所にボクサー仲間だったり、戦友がいました。

私達はいつもマニラで会っていたのですが、普段はマニラに住んでいないのにもかかわらず、町を歩けば知り合い?友達に出くわすんですよ。

マニラにもたくさんのボクシングジムがあったのですが、どこのジムに行っても友達やら戦友がいて、すぐにコーヒーを飲みながらお喋りタイムをします。

また決まって誰かが何か食べ物を持ってきてご飯を一緒に食べることがありました。

どこで炊いているのか、大盛りのライスと少しのオカズが横に添えられたフィリピンセット!なるランチを2人でよく頂きました 笑(ライス大盛りに少しのオカズ+スープはフィリピンスタイルです)

なぜか「ご飯食べる?」と初めての場所でも聞かれることが多かったですね。

また、フィリピン人はコーヒーが好きなので、ジムにいるとコーヒーもどこからか作って持ってきてくれます!

彼はどこでもかしこでも色んな場所で食事を提供してもらっていて、文化の違いってすごいな〜と感じずにはいられませんでした。そして彼はとても幸せ者ですね☆

日本だったらありえないですよね?ボクシングジムに来た友達カップルにご飯を食べさせるだなんて!

毎日の生活から彼を尊敬した

彼は毎日どんな生活とスケジュールなのだろうか?気になっていた私は彼の住む町まで行ってみました。

彼はボクシングジムに住んでいて、寝食をジムで過ごしているボクサーでした。タイやフィリピンではこの手の住み込みスタイルが多いようです。

ファイトマネーはそこそこもらっていたので、住居環境も良い待遇なのかと思っていましたが、そんなことはありませんでした。

2段ベットの下の段が彼の部屋?でしたが、プライベートはカーテンで仕切ったベッドの部分だけなので「快適な空間」ではないですよね。狭いのであまり私物もおけないようでした。

これは日本人である私の主観なので、この生活が当たり前だった彼らからすれば「快適な空間」だったのかもしれません。

彼は17歳からこの場所で寝食を共にし、1日2回のトレーニングをしているということでした。

朝は6時前に起きてボクサー仲間とジョギングから始まり、朝食、バナナ休憩・朝寝?をして昼から2回目のトレーニングをして16時には終了していました。

朝のトレーニングから昼の練習までは長い休憩があるので、そこまでしんどくはなさそうでした。

住居の環境やけっしてキレイではないトイレや使い勝手の悪いシャワーを見た時は、「普通の日本人ボクサーならこの環境は無理やな・・・」と思いました。

しかも夜は涼しい地域なのに、シャワーは水しか出ないと言っていたのにはビックリでしたね。

私は水シャワーなんてムリなので、45リットルのゴミ箱に水を貯めて、そこに追い焚きができる品物があるのですが、それを使ってお湯にしてから入っていました。(東南アジアでよく売っているローカルなモノですが名前は不明です。)

試合で稼いだファイトマネーは自分へのご褒美はもちろんでしたが、実家の親やまだ小さい兄妹への学費に充てていたことを思えば、若くして偉大なことをしているのだなと尊敬せずにはいられませんでしたね。

日本人のように趣味や自分への栄光のためにボクシングをしているというより「生活の為」に勝たなければいけないハングリー精神が、フィリピーノボクサーの強さの秘訣なのでしょう。

特別な事が無い日常でも本当に幸せを感じることができるので、色々と大変な事はあるものの彼と一緒になって心から良かったと思います。

Canada_Ojisan
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最後の言葉である。”特別な事が無い日常でも本当に幸せを感じることができる”というこの言葉が本当に心にささりますね。これこそが本当の愛という事なのかもしませんね。

今回も素晴らしい体験談ありがとうございました。


Clker-Free-Vector-ImagesによるPixabayからの画像

笑顔で迎えるサンタ女子の写真素材 – ぱくたそ (pakutaso.com)

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