今回の体験談は、情熱の国と言われるほど熱いスペイン人との方との恋愛体験談になっています。スペインは間食などを入れると1日に5回食事を取るとされていますね。
そのためにレストランなどにはトルティーヤやポテトサラダなど軽食用の料理が用意されているといいますよね、またスペインの昼寝文化のシエスタも有名ですね。
今回の体験談は突然で少し刺激的ですので、よろしくお願いいたします。
私は10年以上前、関東の大学で国際関係について専攻していて、その大学は外国人の受け入れに積極的で色々な国籍の学生が在籍していました。
また、私は当時、自分の性的指向が定まっておらず、迷っている時期でした。
そんな中、大学院進学後、クラスメートの一人にスペイン人の男性と出会いました。見た目は髪とひげが真っ黒のもじゃもじゃで、背が高く、どちらかというと色が濃いめのフランス人っぽい感じでした。
また、情熱のスペインからイメージするのとは違い、西ヨーロッパ的なドライな個人主義的な性格の人でした。表裏がなく、はっきりと意見をいってくる感じが馴染めませんでした。
驚きとともに交際は突然始まった
大学院では、彼と同じ研究室に入ることになりました。
同じゼミのみんなで合同研究室に集まってわいわい話すことがよくあったのですが、ある日、彼が帰ったあとに研究室に忘れ物をしていたことに気づきました。
困るだろうと思って連絡を取り、彼の家に忘れ物を届けに行くことにしました。家につき、部屋の中で何でもないことを話していると、突然彼の方から「僕のことが好きなんだろう?」
と突然言われ、そのままキスをされ、あっという間に服を脱がされて体を触られ、気がついたらそういう関係になってしまいました。
恋愛感情はともかく、その時、自分の性的指向がはっきりしたと思います。ずっとドライな性格だと思っていたのですが、そういうところは情熱の国のスペインで、信じられないくらい激しいなと思いました。
今でも思うのですが、もし自分が同性愛者じゃなかったら、どうするつもりだったのだろうと思います。きっと強制わいせつで逮捕されていたことでしょう。
スペイン人は感情が異常なほど豊か
はじめはドライな性格だと思っていましたが、いざ付き合ってみると、1日の間で喜怒哀楽の落差が激しい人だということがよくわかりました。
彼だけではなく、他のスペイン人とも関わってみて、かれらは日本人よりもずっと自分の感情に素直で、心を押し込めることができない人たちだということがよくわかりました。
例えば、何かのお祝いで部屋で二人きりで食事をしたり、プレゼントを渡したりしたら、跳び跳ねて非常に喜んでいたことがありました。
食後に、記念に彼のスマホで一緒に写真をとろうとしたら、自分がうっかり彼のスマホを床に落としてしまい、角が少し割れてしまったのです。
すると、激情して罵倒され、そこから数日間、何度謝っても口も聞いてもらえませんでした。
最終的には、許してもらえたのですが、怒り方が異常で、一秒前までにこにこしていた人が一瞬でぶちギレる様が怖かったです。
自分はめったに怒らない穏健派なので、感情豊かすぎる人といるのはのきつかったです。
交際してよかったことを正直に
すでに彼との関係は数年前に終わってしまいましたが、交際してよかったことはたくさんあります。一つ目は、同性愛者のつきあい方を教えてもらったことです。
同性愛のお付き合いにおいて、自分は全くの未経験だったので、ここでは書けないですが色々な経験をさせてもらいました。
また、同性愛に寛容なスペインや海外での考え方や扱われ方についても教えてもらえたのはよい経験でした。二つ目は、国際的な人間関係が広がったことです。
スペイン人であることから、彼を通してスペインだけでなくフランス、メキシコやペルーの人たちとも人脈を持つことができました。
人生において、とても大切な人脈にりました。三つ目は、やはりスペイン語の能力が上がったことです。
お互いがお互いの言葉を理解していたため、向こうはスペイン語で話し、私は日本語で話す、という感じだったので会話力はたいして上がりませんでしたが、聞く能力は非常に向上しました。
それ以外の実利的なこと以外でも、彼との交際は精神的にも大人にさせてくれました。関係は終わってしまっても、私の人生の大切な一部です。
と言うことで、これほど突然すぎる交際を経験した方はいないと思いますね。というか、同性だからと言っても何をしてもいいというわけではないですよね。まぁ、結果的にお互いがよければ問題はないのでしょうけども。
すごく情熱的だと言うことは理解できました。今回も素晴らしい体験談ありがとうございました。
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