恋バナ・カナダ：フランス人の脳科学者は恋に関してもエキスパートだった。 (甘い言葉の誘惑に仰天）

落ち着いた雰囲気のフランス人の彼は脳科学者だった

3歳年上のパリ出身のフランス人科学者の彼との出会いは、6年前の東京の飲み屋さんでした。私が友人の女の子と2人で飲んでいて、隣の席に彼と彼の友達が座っていたので、自然と世間話をしていく中で仲良くなりました。

知り合って以降ずっと友人としての付き合いはあり、デートに誘われ出掛けたことも何回かありましたが、その当時は縁がなくお互いに違うパートナーができました。

しかし、彼が仕事でカナダへ引っ越してきたため再び一緒に遊びに出かけるようになりました。再会したのは約2年ぶりで、少し落ち着いた雰囲気になった彼にすぐに惹かれていきました。

彼がカナダに引っ越してきてすぐの日に私が市内を案内し、思い出話に花を咲かせることができ、とても楽しい時間を過ごすことができました。

おしゃべりで皮肉屋な彼にがっかり

フランス人の彼はとにかくおしゃべりが大好きで、特にお酒を飲んでいるときは話し始めると止まらなくなるほどでした。

外交的で他人との交流も積極的に楽しむため、バーなどではすぐに周りの人に話しかけては仲良くなっていました。

私としては、人見知りもするし2人でしっぽりと飲みたい気分というときでもそんな調子の彼に少しイライラすることも正直ありました。

というのも、そうやって周りを巻き込んで飲んでいるときに、私の英語に対して皮肉っぽくイジってくるようなフランス流のジョークを言ってきたことが何度かあり、不快な気持ちになりましたし全く面白くないと思ってしまい、喧嘩したこともありました。

また、頑固でプライドが高いため、自分と違う考えを私が主張するとまずは否定から入ってきたり、何事もすぐにフランスの基準や文化と比べてきたり、面倒臭いなと感じてしまうことが多々ありました。

一緒に泊りがけでロードトリップへ行った際も、道中で永遠と喋り続ける彼に疲れてしまい少しの間黙ってもらいたいと伝えたことなどもありました。

恋愛体質だけど結婚願望はなし

フランスというと恋愛大国なイメージでずっといましたが、彼もやはりとても情熱的で、ロマンチックなことが大好きでした。

私たちの6年前の出会いは運命だったんだと繰り返し言っていましたし、彼がカナダに引っ越してきてすぐのころ、実は彼にはまだ遠距離恋愛中の彼女がいました。

その状態でも一度燃え上がってしまうと止めることができないようで、体の関係を求められました。

さすがに私も浮気相手になるのは御免だったので、まず最初にきちんと彼女と別れるべきと伝え別れてもらいましたが、恋愛に対する情熱やモチベーションが凄く高いなと昔から彼には感じていました。

いつも彼女と別れてもすぐに次の彼女を見つけていましたし、常に恋愛をしているイメージでした。その行動力に関しては単純に凄いなぁと思います。

また、彼はパートナーがいれば一緒に住んで一緒に生活をしていくから、敢えて法的に籍を入れる必要がないという考えなので、結婚願望がない彼と付き合い続けるのは、私自身の年齢や将来を考えるとリスキーだと感じてしまい、最終的にはお別れしてしまいました。

甘い言葉に自己肯定感が爆上がり

そんなロマンチストな彼は、日頃から甘い言葉をたくさん浴びせてくれました。

また、常にボディタッチやアイコンタクトなどのスキンシップも豊富で、何か横から視線を感じると思ったら彼がじっと私のことを見つめられていました。

そして彼は目を見つめられながら「こんなに美しい人は今まで見たことがない。私はあなたと出会えて本当にラッキーだ。」と真顔で突然言われたこともありました。

公共の場でのボディタッチは私にとっては恥ずかしいのですが、彼はハグもキスも人前でするのが当たり前のようで、ものすごい数のキスの量に慣れるのに少し時間が掛かりました。

しかし、そんな風にたっぷりと愛情表現を惜しみなくしてくれるので、彼といると自己肯定感がとても上がっていくのを感じました。

また、言葉だけでなく行動でもしっかり示してくれます。朝はベッドまで朝食とコーヒーを作って運んできてくれたり、夜は寝る前に全身マッサージをしてくれたり、まさにプリンセス扱いというような感じでした。

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