カナダ・仕事知らない間に違法で雇われていない? 知っておきたい法律8選

カナダ仕事

カナダにワーキングホリデー留学をすることになった!学校、仕事、プライベートのすべてで順調だけど仕事が忙しすぎる!

仕事に関しては最初の2週間は研修期間中で最低賃金よりも低い時給だったけど、無事にパスして✌

とにかく忙しい!

仕事は週7日で働いていて、昼休みもなしで1日10時間も連続で働いている…さらに祝日も休みがない…

はい!上記の職場は少なくもカナダでは違法だらけの職場です。何が違法なのかをこの記事で確認していきましょう。

この記事では留学生が知らない間に違法で働いてしまっている、数々の例を紹介しています。よく理解して、違法で雇われるリスクを減らしましょう。

カナダの最低賃金を知っておこう(州別)

カナダの最低賃金はあなたが働く州によって違うという事は知っていましたか?

2024年1月時(時給)

バンクーバー(ブリティシュコロンビア州):$16.75

カナダの西の都である、バンクーバーの最低賃金が$15.65となり日本円でやく、1560円となっています。

トロント(オンタリオ州):$16.55

またカナダ最大の都市のトロントの時給は多少は少なくなっていますが、1550円となり日本よりは明らかに高い事が分かります

モントリオール(ケベック州):$15.25

またフレンチ・カナダの総本山であるモントリオールは$15.25となっています。単純に賃金はこの中では1番低いですが、上記の2つの都市に比べると物価が少しですが、安いと言われています。

そのために、実際にはバンクーバーやトロントとあまり変わりはないと言われています。

**下記で説明しますが、上記の時給は一部の職種には該当しません。**

Minimum Wage in Canada by Province: A Complete 2023 Guide
Learn about the 2024 minimum wage in Canada's provinces and territories, including minimum wage history in Ontario, Albe...

カナダでの仕事の研修 その期間の賃金は違う?

カナダでの仕事でよくあるケースで、研修中の時給は低いと言う話ですね。

例えば、レストランでウェイターの仕事を始めたけど、最初の2週間だけ使えないと言われて時給が半額になるという説明を受けたけど..(よく聞く話ですが違法です)

確かにこのように言われてしまうと、雇用主の言い分にも一理あるように聞こえますが、ほとんどのケースでこれは違法です。

ただし、これが経営者などによって意図的に行われているのか?と言うのは正直なところわかりません。事実、いちぶのアメリカの州では研修生 専用の時給がある州(例えば、カルフォルニア州)があります。

少なくても、バンクーバーやトロントでは研修でも最低賃金を適用しなければいけないという法律が存在します。ただし、一部のケースは異なります。(インターンシップなど)

Should I be paid for training or for working a trial shift? - Steps to Justice
Usually, an employer has to pay you at least minimum wage if you're: being trained while doing a job, or working a trial...

わたし個人の友人もカナダで働きだした初日に、最初の1週間は研修だから時給は半額と言われた経験があるようですね。

語学学校の学生の時給は?【18歳以上】

カナダの法律では学生には一般の最低賃金より、低いレートが適用される州があるという事を知っている方は現地の方でも少ないと思います。

事実、18歳以下のケースはありえるのですが、みなさんのように18歳以上のケース(ワーホリなど)では最低賃金いかになると違法です

はい!たとえ、あなたが語学学校で学生をしていてもその州の最低賃金が適用されます。ですので、これは覚えておいてください。

最低賃金は職によって違う(ただし、全体の仕事のほんの一部)上記で、職種によって最低賃金が異なるという話をしましたね。

実は州によって、どのような仕事にどのような最低賃金を適用するかと言うのは州によって違うようです。(ただし、どちらの州も同じような職種に特別の最低賃金を適用しています)

トロントに該当:学生(18歳以下)

ここで紹介するのはバンクーバーとトロントの物ですね。トロントがあるオンタリオ州では学生【18歳以下のワーホリ対象外】に対して、やや低い最低賃金を適用しています。

これはバンクーバーなどでは見られない条件ですね。

対して、バンクーバーで有効でもトロントでは対象外の職種もあります。代表的な物はキャンプリーダーですね。

バンクーバーに該当:キャンプリーダー

夏になると、日本でも学生たちがキャンプに行きますよね?カナダでも同じようなケースがあるのですが、この時にその学生たちをサポートするような仕事みたいですね。

この仕事の最低賃金が決まっています。

もちろん、どちらの州にも適用される職種もあります。

バンクーバーとトロントにて適用(BC州とON州)

バーテンダーとサーバー、こちらの職種はレストランなどでの仕事ですが、基本的にはチップをもらえる事が多々あるために最低賃金を一般よりも低いレートを適用します。

2023年にてトロント、バンクーバーにおいて最低賃金以下の給料は撤廃。ただし、一部の州ではまだ適用している模様

介護や漁師なども、一般とは違うレートを適用するみたいですね。こちらの方はなんで特別のレートが適用されるのか?はよくわかりませんが…詳しく下記に

バンクーバー(ブリティシュコロンビア州)

Minimum wage - Province of British Columbia
In B.C., employees must be paid a minimum wage per hour unless they are a liquor server, resident caretaker, live-in hom...

トロント(オンタリオ州)

Minimum wage | Your guide to the Employment Standards Act
Know your rights and obligations under the Employment Standards Act (ESA). This guide describes the rules about minimum ...

ワーホリでも失業保険の対象

カナダの失業保険はもちろん、ワーホリも対象ですよ。ただし、失業保険をもらうには就業ビザが有効である必要があるためにどうしても条件はきつめになります。

詳しくは↑に書いていますので読んでみてください。

学生が働ける時間数は20時間【公立の学校】

学生ビザでも就業ができるのですが、学生(語学学校やワーホリはきほん対象外)の場合には働ける時間が決まっています。

具体的にに週に20時間までとなっています。(ただし、夏期などは40時間まで働けるケースもあります)

これは、働きすぎると学業がおろそかになるために労働基準法で上限を設けていると言われていますね。

Study permits: Off-campus work - Canada.ca
Study permits: Off-campus work

たとえお店の食器などを割ってもチップから引けない(レストランなど)

わたし個人もレストランでバーテンダーの経験がありますが、ごくまれにワイングラスなどを落として割ってしまうことがあります。

ここで、一部のレストランではチップから支払いをするというケースがあるといいます。しかし、これは明らかに違法です。

こちらはお店のオーナーが負担するのが義務となっています。よく覚えておきましょう。

Tips and Gratuities - Canada.ca
Information on how tips and gratuities are treated for purposes of the Canada Pension Plan (CPP) and the Employment Insu...

週7で同じ職場では働けない/基本的には週 48時間が上限

これは日本でもある法律だと思いますが、同じ職場では週7にちでは働けません。ただし、もちろん例外はありますがほとんどの職種でこれが適用されます。

また、1週間に48時間以上(同じ職場で)はたらくにも雇用主と、従業員の契約書での契約が必要と言います。

違法のケースを除いては基本的にはバンクーバーでもトロントでも40時間から44時間(週)の労働となっていることがほとんどのようです。

https://www.labour.gov.on.ca/english/es/tools/hours/daily_weekly_hours.php

契約の仕方によっては祝日の有給も対象

日本と同じようにカナダにも祝日があります。これらが有給での休暇なのか?どうかという事は最大の関心事項の1つだと思います。

少なくても、オンタリオ州ではパートタイムでも試用期間を過ぎていれば有給休暇の対象です。

ほとんどの職業で祝日は有給の休みになります。ただし、一部の職業のホテル業やレストラン、カジノなどの職業はこれとは少し異なるようです。

具体的に祝日も働く必要はあるが、給料が かなり割増しになるかその祝日の近場で振替ができるかを経営者が選ぶようになっています。

つまり、これは休日が欲しいのか、給料がほしいのか?と言う選択肢になりますが個人では決める事ができないということになっています。

https://files.ontario.ca/posters/es_poster_2018_1_english.pdf

トロントと、バンクーバーの労働基準法を比べてみたよ!何がどのように違うの?

まとめ

カナダでよくある、労働基準法いはんのパターンを説明してきました。上記のいくつかは、カナダでは本当にあるあるのものです。

カナダで働く前にぜひ、理解していただけるといいと思います。

Jan VašekによるPixabayからの画像

Ontario Ministry of Labour, Immigration, Training and Skills Development
Ontario Ministry of Labour, Immigration, Training and Skills Development Email Forms

カナダの休日についてのウェブページはこちら

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