トロントのチョコレートショップのカスタマーサービスとバンフでのパティシェ経験 

カナダのスペシャリスト

本日はトロントでのチョコーレートショップのカスタマーサービスとパティシェの経験者であるニックネーム naacookieさんのワーキングホリデー時代の経験になります。

NAACOOKIEさん、こんにちは本日はわたし個人の住居でもあるトロントと滞在経験のあるアルバータ州お話ですね。またバンフは南部に位置する都市ですね。その場所での経験という事で張りきっていきたいと思います。

①賃金とチップ

時給$14

チップは月に$20~$30くらい。レジ横に置いてある瓶にお客さんがたまにコインを入れてくれるものを従業員全員で分けており、あまり多くない額でした。

月に$20-$30だと少ないかもしれませんが、ないよりはいいと思います。店内飲食が多いのか?持ち帰りが多いのか?でチップの額は変わってきますから..みなさんにもぜひ参考にしてほしいです。

*バンフのホテルのパティシエ 時給$16.5

チップは月に$150~$300くらい。高級ホテルだったので、一番もらえない下っ端の私でもこれくらいはいただけました。

高級ホテルだと、チップかなり変わってきますね。確かにバンフは観光のメッカですからこれでも少ないというのはわかるように思います。夏は本当に観光客が世界から訪れる場所のようですね。

②必要だと思った英語レベル

*カスタマーサービス

日常会話程度から、なんとかなると思いました。私自身英語は中学生レベルあるかないかくらいでスタートしました。はじめはお客様はもちろんコーワーカーがなんと言っているかさえわからず、本当に大変でした。やっていくうちに慣れましたが

日常会話程度できる状態からのスタートなら、仕事や商品についてもすぐに覚えられます。

*パティシエ

専門職でお客様との会話もないため、下の見習いポジションであれば、カスタマーサービスよりは英語力の必要は少ないと思います。実際仕事を見て学んだり、わからないこともジェスチャーでなんとかなります。

そうですね、専門職もポジションによっては英語を話す、話さないは分かれますよね。わたし個人も専門職ですが、やはり大学時代よりも会話は少ないですね。

専門用語、お菓子の名前などは勉強する必要があります。特にアレルギーやビーガンなどのイレギュラーも多いため、そこはしっかり勉強しなければなりません。いいポジションについたり、マネジメントもしたいとなると、日常会話以上の英語は必要かと思います。

③DUTIES

*カスタマーサービス

カカオ豆からチョコレートを作っている、こだわりのあるチョコレートショップだったため、お客様に商品の説明、おすすめをすることが主な仕事でした。

キャッシャーや箱詰め、ラッピング、日によってはバリスタをすることもありました。100種類以上ある商品の特徴をすべて説明できなければならず、中に何が入っているか、カカオ何%のチョコレートか、アレルギー対応のものについてなど、難しくもやりがいのある仕事でした。

お客様は常連様も多く、新商品の説明を求められたり、このチョコレートに使われているカカオ豆の産地はどこ、などマニアックな質問をする方もたくさんいらっしゃって、日本よりもチョコレートに関するこだわりが多いことに驚きました。

また掃除も業務のうちでしたが、日本と同じようにとても衛生には気を遣い、念入りに消毒、清掃をしていました。

時間は早番が9時~5時まで、遅番は2時~10時で休憩は1時間。週5出勤でした。

早上がりはあっても、8時間をこえることはありませんでした。

*パティシエ

ホテル内の朝食ビュッフェやルームサービス、コーヒーショップで売るお菓子やパンを製造する仕事でした。

ホテルに住み込みで働いていました。朝番の人は4時出勤で、1人で朝食ビュッフェ用のパンを焼きます。

パンは焼く前の状態のものが冷凍してストックされているため、1人でも重労働ではありませんでした。

パンをビュッフェ会場に並べ、コーヒーショップのケーキを仕上げ、その後7時半出勤の人がきて、夜の宴会予約のデザートの盛り付け、仕込みを行います。

私は見習いポジションでしたが、仕込みのやり方、レシピを教えてもらい、1人で仕込みもさせていただけました。

1回教えたら、後はまかせるようなスタイルで、わからないことは自分で積極的に聞かないと教えてもらえません。

しかしはやく任せてもらえる分、成長もはやいと思いました。自分で考えて動け、というような職場でした。

ウェディングの予約もあり、大きなウェディングケーキを飾ったり、クリスマスにはホテルの玄関に飾るお菓子のお城を作ったり、とても楽しい仕事でした。

また、ホテル内に高級レストランがあり、そちらに派遣されることもありました。

コースのみのレストランで、最後のデザートを盛り付ける仕事でした。

何種類もあるソースやデザートのパーツを覚えて組み立て、1皿を作り上げます。アレルギーや嫌いなものなど、お客様のイレギュラーがあればサーバーとその都度やりとりしなければならず、この仕事のときは英語に苦戦しました。

日本よりも、そういった細かいオーダーは格段に多いと思いました。いろいろコーワーカーに迷惑をかけることもありましたが、誰も怒ったりせず、根気よく教えてくれました。

やはりCSRもそうですが、パティシエの仕事内容が際立っていますね。非常にやりがいがある仕事だと思います

④仕事でしていてよかったこと

*カスタマーサービス

英語力が向上したこと。毎日たくさんのお客様とお話することで嫌でもアウトプットができ、仕事なので英語から逃げられず、勉強するようになり、中学生レベルの英語だったのが半年くらいで全く緊張せずお客様の前に立てるようになりました。

*パティシエ

日本でも同じ仕事をしていますが、お菓子はもちろん仕事に対する考え方や取り組み方も全く違い、勉強になり視野も広がりました。

とくにバンフはいろんな国の人が働いていて、カナダだけでなく様々な国の文化、お菓子を学ぶことができました。

また、住み込みで働いていたため、観光費や食事はホテルが援助してくれ、格安でホテル暮らしができたこと、ホテル内のジムやプールも使えたため、とてもいい暮らしができたこともよかったです。

バンフで働く利点で住み込み(家賃の補助)の仕事ができるというのは、かなりの利点ですよね。

⑤よくなかったこと

仕事自体でよくなかったことはあまり思い浮かびませんが、たまにお給料が間違って入らなかったり、遅刻や早退、欠勤をするスタッフがいたりということはありました。

人種差別もなくとてもよくしていただいたため、悪いことはあまりありませんでした。

⑥どのような人におすすめできるか

*カスタマーサービス

人と話すことが好きな人はもちろん、英語が話せるようになりたいけど、勉強をさぼってしまう人、モチベーション維持できない人。

逃げられないので嫌でも英語が向上します。

逃げられないので、英語が向上します!☜これはいい英語環境という事で間違いないです。

*パティシエ

パティシエに限らず日本で飲食の仕事をしている方には一度海外で働いてみることをおすすめします。

未経験で初めて海外でパティシエやシェフ、というのはハードルが高いかもしれません。

確かに専門職などは高い英語力か、日本での経験が必要だという事も多いように思いますね。

⑦面接で聞かれたこと

*カスタマーサービス

マネージャーとの面接で名前、仕事の経験などを聞かれた後、すぐに1時間ほどトライアルで実際に働いてみるスタイルでした。

チョコレートの梱包、ラッピングを体験し、その日に合格と言われました。

全く堅苦しくなく、終始カジュアルでにこやかな雰囲気でした。

*パティシエ

シェフとの面接でした。ホテルが定めている質問が、なぜこのホテルを選んだか?なぜバンフに来たのか?このホテルのいいと思うところを3つあげてください、というものでした。

シェフからの質問は、経験年数、どういったお菓子が得意か、好きか、それを作るのにどれくらい時間がかかるか、

不安なことはあるか、(英語面と答えたところ)英語がわからないとき、どうしたらいいか。

お客様から注文を受け、わからないとき、どうするか。

なるほど、非常に参考になる面接時の質問ですね。みなさんにもぜひ、参考にしてほしいです

といったような質問でした。

ホテルの人事の部屋で1対1でいすに座って、にこやかに面接してくださいました。

1日後にメールで時給を提示され、これで大丈夫ならきてくださいということでした。

ニックネーム naacookie

ビザの種類 ワーキングホリデービザ

どうぞよろしくお願いいたします。

カナダで経験豊富なNAACOOKIEさんの物語でした。今回では2つ職歴があったのでいい記事になったと思います。ぜひ参考にしてください。

artistlikeによるPixabayからの画像

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