オーストラリアでビガンレストランにてシェフの仕事。

海外 仕事(カナダ以外)

オーストラリアでシェフの経験という事で、わたし個人はビガンのレストランに行った事はないですが、楽しそうな職歴ですね。ではでは、コアラさんの学生ビザ(条件次第で就労可能)での職歴でシェフの仕事を見て行きましょう

①賃金とチップ


オーストラリアの最低賃金は他の国に比べると高く設定されていて2020年11月現在では、19. 50AUDです。私はオーストラリアでシェフをしていますが、シェフの中でもランクがありラン クごとに賃金も違ってきます。

私の場合、28,50AUDをいただいています。

またオーストラリア では年齢、職業、で最低賃金は大幅に変わってきます。私は週3で働き月に大体3500AUDを頂い ています。オーストラリア にはチップ制度が浸透していない為、賃金には含まれません。

週に3日という事で、うらやましい日数ですね。実はカナダでも日本とくらべるとシェフの賃金は高いと思います。国の文化の違いですね。コアラさんの場合だと管理職という事でさすがの賃金ですね

②必要だと思った英語レベル。


キッチンでのシェフの仕事なので専門的な英語、ある程度のコミュニュケーション能力が必要 とされます。

料理ですので機材名やもちろんのこと、この料理には何が含まれているかなど、 料理の過程をお客様やスタッフに説明しないといけません。料理には失敗が許されませんので レシピや周りの話に読んだり聞いたりと英語に慣れないといけない職場だと思っています。

参 考にするのであれば、IELTE7.0は必要だと思います。

英語力の方ですが、IELTS基準で7という事でかなり高いですね。ちなみにTOEICでいうと900点以上という事になりベテランクラスの英語力ですね..ただ、900点という事であれば業務にほとんど支障はないと考えることができるのでしょうね

③オーストラリアでのシェフの仕事について。

1.シェフ


まず、私がオーストラリアで仕事している場所は競馬場のキッチンシェフです。


毎週土曜日に競馬が行われてそれに来られる客様にコースを提供する仕組みです。その他の木 曜日、金曜日には企業側のイベント、結婚式、卒業式などにコースを振るまいます。


みなさんが思うレストランでお客様がオーダーしてから作るのではなく、完全予約制であらか じめ何名様のお客様がこの日に来ることを知って仕込みなどに取り掛かります。


料理を振る舞う数も平均200人から300人を相手にします。

2.食材のオーダー


完璧な料理を提供するのに欠かせない食材の発注。

前菜、メイン、デザートを各3種類ぐらい考 え、考えたメニューに沿って食材を発注し仕込みまでに届くようにします。品が届いた時に全 ての品質をチェックし状態が悪いものはその場で返品をしサプライヤーに圧をかけ信頼関係を 築いていきます。

私の職場では極力冷凍物は使わず新鮮な品を使うようにしています。

3.仕込み


完璧な料理を提供するのに欠かせない仕込み。毎週末のイベントに向けて大体3日前から仕込み に取り掛かります。

お皿の上に乗る食、ソース類も含め全て手作りである為、経験と機転、頭 の回転が必要になります。

又、予約も200人300人と相手にするので色んな野菜を20kgを切った りと体力と効率の良さも求められ、よりお客様に新鮮で美味しい料理を提供するのに仕込みに は力が入ります。

4.リーダシップ


キッチンにはチームが必ず存在します。大勢のお客様を相手にするので仕込みの量などやるこ とはたくさんあります。

そこでチームのリーダーがいなければチームはまとまらず仕込みが間 に合わない、作品の完成度が落ちるなど、様々な問題が発生します。

ですので、チームに指示 をしたりされたりして困難を乗り越え効率よく作業ができるように良いチーム雰囲気を作って いきます。

5.トレーニング


シェフはただ単に料理を作るだけではなく、育成にも心掛けます。私はまずその人に肌で体験 してもらって何が違うのかを考えさせます。

五感で感じ取ってもらい身体で覚えてもらい慣れ させます。私の考えでは料理はやらないと感覚は掴めないと思っているからです。

トレーニン グすることによってチーム力の向上、その人が自分の現場から離れた時に自信を持って料理に 向き合える環境を作るのもシェフの仕事です。

6.衛生管理


私は汚いキッチンから綺麗な料理は生まれないと心掛けている様にキッチンの衛生管理、安全 管理をしています。

オーストラリアでは衛生管理には厳しく色んなルールがあり抜き打ちで検 査に来ることがあります。

なので、常日頃から冷蔵、冷凍の温度、キッチンの衛生にはチェッ クしています。

7.コミュニュケーション


イベントなど料理を振る舞う前日にチーム、ウエイターマネジャーを集め最終確認を行います 。

ウエイターマネジャーにはコース料理の説明、注意点。チームには当日のポジション伝令な どを話し合います。

コミュニュケーションが欠けるとウエイトレス、チームとの連携が崩れ最 高のパフォーマンスができなくなるので大切にしています。

8.料理


オーストラリアのメイン料理は至ってシンプルでマッシュポテトの上にチキンかビーフか魚に ソースをかけ、温野菜を添えるのが代表的です。

私はそこに柚子やワサビなどの日本の代表的 な食材を加えアレンジすることもあります。

オーストラリア人はベジタリアンなどの人が多く 如何に色んな食材を使い楽しんでもらえるかを考え日々仕込みや料理に励んでいます。

今回、初めてシェフの管理職の仕事内容を拝見しましたが、大変ですね。でもやりがいが、ありあそうな職種です

④このシェフの仕事をしていてよかったこと。


人々が1日3食摂る中で1食でも私が作った料理を食べてもらい満足してもらえた時、すごく今後 への励みになり楽しい瞬間です。

又、おいしかったよと直接言ってもらえた時も嬉しいひとと きです。料理とはお皿1枚の上に自分を表現したり、焼き加減を少し変えるだけで味そのものが 変わり日々勉強ですが納得の品ができた時シェフの仕事をしていてよかったなと思います。

そ れと私が今働いてる職場はチームワークを大事にする職場なので料理以外にもチームリーダー シップなどの勉強もできここの職場で働いてて良いと感じます。

⑤このシェフの仕事でよくなかったこと。


私はオーストラリアで3年弱シェフをしていますが特に嫌だなと思ったことはないです。

海外の 人は大雑把でのんびりしてると思われがちですが、やる時はやり遊ぶ時は遊ぶのけじめができ る人たちに今まで会ってきたので苦労したことはないです。

あと、上下関係に関わらず物事を はっきり言ってくるので何か揉め事があっても長引かずその場で終わるのでやりやすく感じて います。

飲食店で働いたときの賄ほどうまいものはないですよね?メニューにはないものが食べれたりしますからね、わかります  実は海外に慣れてない人ほどストレートに物事をいわれることを欠点と考える人も少なからずいるのでみなさんには覚えておいてほしいです

⑥どのような人にお勧めできるか


まず、言えるのは料理好きで、体力に自信があり大雑把では無い人、料理は繊細でやり直しが 効かないのでそれに耐えれるタフな心。

何皿も作る中でその中の一つがお客様に渡り満足して 帰ってもらえる責任感がある人がシェフに向いてると思います。

間違いなく、料理好きには持って来いの職場ですよね!

⑦面接時の質問


私はこの職場では面接を受けていなく、通ってたシェフの学校の先生からの推薦でこの職場に 入り、そこで結果を残し今に至ります。

入りたての1週間は周りのシェフから試されてたんだな と今になって思うことがあります。例えば、包丁の基本の使い方、道具の手入れなど。

そこで 戦力になっていなかったら今の私はなく、この記事も書けてなかったでしょう。

なるほど、学校からの推薦状という事は学校経由でそうなったという事なんですね。うらやましいですね。今回はコアラさんでシェフの経験談(学生ビザ)でした。ありがとうございました。

ニックネーム
コアラ
ビザの種類
学生ビザ

Robin HigginsによるPixabayからの画像

GraphicMama-teamによるPixabayからの画像

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