日本では当たり前の事、カナダに来るまでは気が付かなかった6つの事。日本は実はすごい

カナダの滞在場所

こちらの記事を読んでいる方で、日本に今現在すんでいてカナダ留学する予定の方もいるのではないでしょうか?日本に住んでいるという事は日本の常識を理解しているという事だと思います。

例えば、日本では電車の中での通話は基本的にはできませんよね?でも、これは法的に違法ではなくマナー違反になると思います。話は変わって、カナダの事ですが、例えばですが外食のケースですね。

カナダに住んでいると外食には飲食費用の他にもチップを払う必要があります。しかし、これも払わないと違法というわけではなくマナー違反になります。

カナダに長年すんでいると、日本の常識はすっかりと忘れてしまいカナダの常識がこの世の常識と勘違いしてしまいそうになります。

しかし、日本とカナダの常識は違います。この記事ではカナダに住んでみてはじめて気がついた日本のすごい常識を解説していきます。

世界的にみてもすぐれている国民皆保険

この記事を読んでいる方でワーキングホリデーや学生ビザなどでカナダに滞在している方がいると思いますが、保険に入ってカナダに来ていますか?

恐らく一部の方はクレジットカードなどの保険を使っているけど、保険には入っていない、という方もいるかもしれませんね。

では、保険に入っていない方がカナダで大病で入院をすると、どうなるのか?と言うことですが、端的に言うとかなり高額の医療費が掛かります。←そのために、わたしはカナダ留学なら保険はMUSTだと思っています。

一日の入院費用が10万円とか、手術が150万円になったりとか信じられない額になります。そうですね、そのための保険なわけですね。カナダ人であったり、永住権をもっていたりして州政府の保険に加入している場合にはこれらが無料になります(大病のケース)

しかし、ここで書いておきたいのは上記のように州政府の保険に加入している方々でも薬代などは全部自腹です。重要な事なのでもう一度言いますが、ほとんどのケースで処方箋の薬などには100%の費用を支払う必要があります。←理由は単純でほとんどの処方箋には保険が適用されないからです(一部例外あり)

また、カナダの一部の州では救急車を呼んだのでそれの費用である$400(日本円で約4万4千円)を州政府から請求された人もいます。

上記のようなことがあるために、カナダで働く上であなたの会社で医療保険があるのか?どうかは非常に重要になります。そうでもないと、薬などは全部自腹になる可能性があるからです。

それに比べて、日本の国民皆保険制度は本当に優れています。日本人であれ原則、掛かった額の3割程度の負担でよく、状況によっては1割程度の支払いで問題ないこともあります。カナダに比べたら良心的でこれは素晴らしいことだと思います。

実際に2000年代に世界保健機構であるWHOから日本の医療システムは世界で一番すばらしい!!とお墨付きをいただいており、カナダに住んでみてはじめて日本の医療制度の素晴らしさを実感できたと言うことです。

世界的にみても抜群にいい治安の国が日本

海外に一度でも行ったことがある方なら、その国の治安を調べたことがあると思います。カナダでこの記事を読んでいる方でもカナダに来る前に治安を調べましたよね?

下記の地図は日本の外務省が提供している”海外安全情報”から引用しています。下記をよく見ると(0)色がない、(1)黄色(2)橙色(3)オレンジ(4)赤色の5種類であることがわかります。

海外安全ホームページ: 海外安全情報 地図からの選択 (mofa.go.jp)

(1)国に色がない安全である ここには先進国の国々などが多く入っていて、日本やカナダなどもここに分類されています。

(2)黄色 渡航はできるが十分に注意してほしい。東南アジアや、南米の国々などが多く該当している

(3)橙色 黄色よりもさらに危険度が高い地域で渡航するにも事前によく調べて渡航することを強く勧めている。アフリカの多くの国や中東の国などが該当している

(4)オレンジ  ここのレベルから外務省より渡航中止の勧告がでる。現在、戦争中のロシアやアフリカの一部の地域などに該当

(5)赤 これが治安で言うと最悪のレベルで内戦が続くシリアや無政府状態が続いているアフリカのソマリアなどが該当する。このレベルになると渡航中止ではなく、退避勧告になる

上記に日本やカナダなどの先進国は治安がいいと書きましたが、実はそれらの先進国でも地域と場所によっては治安が悪い場所もある。

例えばバンクーバーならヘイスティングストリートやトロントならダンダスとシャーボーンあたりでそれらの詳細は外務省の治安情報にはないが調べれば簡単に出てくる。当然、日本でも国内で治安が悪い場所はある。

例えば、新宿の歌舞伎町や大阪の西成区などはその代表例だが”外国人の誰に聞いてもアメリカやイギリスの治安が悪い地域と比べても歌舞伎町や西成の治安はいいと言う”深夜の時間帯に治安が悪いと言われる場所にて女性が1人で歩ける場所はすごく珍しいという

それもそのはずで、まず日本は銃社会ではない、また麻薬も100%ではないが規制されていて厳しいのである。実際に海外のサイトで治安を様々な角度からランク付けをしているサイトがある”STATISTA”と言うサイトである。

Crime Index by Country 2023 Mid-Year (numbeo.com)

実際に日本はこのランキングで世界で8番目によく、先進国でもぶっちぎりに治安がいいことになっている。でも、日本では治安がいいことは常識で当たり前の事だと思っている。←しかし、これは間違っていると思う。

カナダに住んでみて、初めて実感できる日本の治安の良さである。やっぱり日本はすごい

クオリティが高く安い日本の商品

今から30年ほど前に日本の物価と言えば、世界一高いと言われていた。実際に海外から日本へ色々な物が輸入されてきたし、世界中から色々な国の方々が日本に出稼ぎに来ていた。

歴史的に見ても異常なほどの円高になっていたためで”海外旅行は日本国内ではなく近くの海外”ナンというフレーズもあって、とにかくに日本が盛り上がっていた時代だった。それから、30年たって日本の状況は多く変わった。

日本の経済成長がとまり、それまで経済成長率が低かった他の国々の経済成長が勢いに乗って、日本の経済は地に落ちている。具体的に中国には世界第2位のGDPの地位を明け渡し、韓国や台湾には1人当たりのGDPも抜かされる予想がされている(またすでに抜かされている)

また日本経済の衰退に伴って、昨今の円安も進んできたこれは日本に住んで日本円を稼いでいる人たちの購買力の低下を意味する。少し前の円高の時と比べると、海外の商品は基本的には高くなり、海外旅行も手軽ではなくなった。

しかし、よく考えてほしいのその円安のおかげで今度は外国の人々が日本を魅力的と考えているということである。カナダで食べる日本食は基本的には値段が2倍から3倍も高く、日本と比べるとクオリティも低いのでこの円安は日本の素晴らしさを知ってもらう大きなチャンスだと思う。

また、衣服類や観光費用などもかなり安い。新たな日本を知る大きなチャンスだと思う。安価でクオリティーが高い日本はやっぱりすごい!

チップなしでの抜群のサービス

カナダの物価は高いという話をこのブログで何回かしているが、それは単純に価格が高いからだけではない。

日本よりも消費税が高く、カナダの大都市であるバンクーバーやトロント、モントリオールなどの場所では軒並み13%から15%の消費税でこれに加えて外食にはチップ制度が存在するので、すでに高い外食費用がさらに高くなる

またこのチップ制度だが、飲食だけに限らず散髪や観光業などにも広く適用されているので必然的に出費が高くなる業種が出てくる。

それに比べて日本はチップ制度がそもそも存在しない(一部は除く)ので安くなるのは当たり前の事なのだ。

しつこいようだが値段も安く、サービスのクオリティーも高い日本はやっぱりすごい!!

時間に正確で安全な交通機関

わたしがカナダで生活をしていると、日本のすごさが分かる。その1つが交通機関の正確さでバスに乗ろうが、飛行機に乗ろうが、電車に乗ろうがほとんど時間通りに来る”どうもこれは世界的にも珍しいようで、スイス、ドイツなどと共に時間が正確な国の1つとされている。

How different nations across the globe value punctuality revealed
A handy new infographic has illustrated the value different countries place on punctuality - and the results differ enor...

わたしが’日本に住んでいた頃は交通機関が時間通りに来るのは”当たり前だと思っていた”でもカナダの20年間近く住み他の国に旅行にいったりして、それは間違っていることがわかった。

世界的に見ても割と時間にはうるさい、カナダの交通機関(知り合いナイジェリア人いわく)だが、バスや電車などは度々遅れるし希にバスの時刻表よりも早く来ることがある。←まず、日本ではありえないことだが、

やっぱり日本の交通機関はすごい!!

失業しにくい正規雇用がある日本

日本の正規雇用はカナダのそれに比べて失業しにくいと思います。下記の記事によると、日本では解雇の種類は3つほどあり、(1)整理解雇(2)懲戒解雇(3)普通解雇のなっているようです。

まず、(1)の整理解雇ですがこれは一般的に言うリストラに該当するようです。それでも日本では4つの条件を満たさないといけません。

1.人員整理の必要性 2.解雇回避努力義務の履行 3.被解雇者選定の合理性 4.解雇手続の妥当性

です、つまり会社が経営難で人員整理が必要で解雇を回避しようと努力したにも関わらずダメでさらに従業員のパフォーマンスなども悪いケースで、これに加えて解雇手続をしっかりと進めて初めて首切りが可能になります。

これに加えて会社によっては早期退職のパッケージなども用意する必要があったり、クビを切るのにも相当に手間とコストが掛かります。ではカナダではどうでしょうか?

わたし個人はカナダのオンタリオ州でリストラにあった経験がありますが書類が2枚きただけで”本当にすんなりとリストラになりました”これは本当にビックリしましたね。これに加えて、退職金などもほとんどなく、本当に会社の都合でクビなりました。

クビにしたいが簡単にはできない!正社員を解雇するための条件とは? | コンパッソグループ |税理士法人/社労士法人/行政書士法人
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次に2の懲戒解雇ですが、こちらの解雇は従業員に非があるケースです。例えば、従業員が横領やパワハラやセクハラなどを行ったケースですね。

日本でも毎日のようにニュースなどで見ますし、よく聞きますが、パワハラやセクハラなどの悪行を行っても数回程度なら減給などで事を済ませる会社も多いとのことです。

話は変わりカナダですがここに関してもカナダはすごく厳しく、一発でクビになるケースをよく聞きます。裁判沙汰にされると会社に存亡に関わると言うこともありますが、カナダ社会では上記のような事を許さない風潮が強いです。

(3)普通整理ですが、こちらは主に従業員のパフォーマンスが低いなどの理由があるようです。カナダでは、従業員の業績が低いという理由で”首切りが盛んに行われています。” 

わたし個人の経験談でも直属の課長の上司が当然消えて、人事課の人から新しい課長が明日から来ますというメールを突然、送られた事があります。

また、他にもパフォーマンスが理由で課長から一般職員の格下げされた人も知っています。カナダでは従業員のパフォーマンスが重要で悪ければリストラに処されるが当たり前となっています。

では、日本ではどうでしょうか?下記の記事から紹介しますが過去の判例から、従業員のパフォーマンスが悪く、下位の10%でリストラにあったもののそれが裁判で無効になった判例があります。

つまり、下位の10%のパフォーマンスであっても、首切りはできないという判決になったので、これがカナダであれば首切りが正当で、かりに裁判になっても会社側が勝つと思います。

他の判例でも、ミスが多い従業員の解雇や、将来性が高くない従業員を解雇したケースではそれぞれの裁判で無効判決となり、日本での正規雇用の首切りの難しさが署名されています。

このようなケースでは考え方にもよりますが、雇用が安定しているのは悪いことではないと思います。雇用が安定している日本はすごい!

能力不足、パフォーマンスの低い従業員を解雇する方法【人事・労務】 - 弁護士法人本江法律事務所
能力不足、パフォーマンスの低い従業員の問題 このような問題での企業からのご相談は多いです。おそらく多くの企業が

まとめ

と言う事でカナダに住んでみてはじめて分かる日本のすごい箇所を6つほど紹介してきた。日本のサービスのクオリティーや交通機関などはその筆頭で比べてみて初めてすごさがわかった。

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