突然ですが日本の消費税はいま現在は何パーセントですか?と聞けば10%で間違いなかったと思います。
わたし個人の記憶は2018年の日本で止まっているために8%のままですが、10%に上がっていますよね?話は変わってカナダですがカナダは州によって税率が違います。
カナダ北西部のAB州などは5%と日本よりも低いですが、東部のケベック州などの消費税は15%と日本よりも高くなっており州ごとに税率が違うという回答が正しくなります。
ただし、日本より税金が高くても軽減税率/非課税の商品もたくさんあります。この記事ではカナダのオンタリオ州(トロント)を中心に税金(減税)がかからない商品などを紹介していきます。
ぜひ参考にしてください。
医薬品(要:処方箋)
少なくてもカナダでは医療品(要:処方箋)などには税金がかからないようです。調べてみると日本でも非課税のようです
またカナダでは処方箋がない薬などを(英語ではOver Table Counter) OTCと言います。風邪薬などがその一例(一部です)です。
その他のOTCの薬も一部は非課税になっているようです。詳しくは上記で
基本的な食糧
日本とは違いカナダでは一部の食品に税金は1セントもかかりません。日本では家などで調理をして食べる食品には一律 8%の税金がかかるようです。
また弁当などに加工している商品(店内飲食)には10%の税金がかかるようです
カナダのケースでは、以下の商品に関しては非課税となっています。
- お米、パスタ、パンなどの商品
- 野菜、お肉、や一部のフルーツ
- ミルク、タマゴやヨーグルト(ただしミルクベースの物)など
- シリアル、オートミールなど
- 塩、砂糖、ビネガー、胡椒等の基本調味料(家庭料理に使う)
などなど数多くの商品が非課税になっています。とはいっても、そのルールがかなり複雑でお酒も調味料として使うお酒は非課税だが、娯楽としてのお酒には課税とか。
またジュースも果汁率が25%を超えるかどうかで課税するかどうかが変わるみたいです。はい、本当に複雑ですね。詳しくは上のリンクから..
まあ、結論から書くと、人間が生きていくのに必要な食べ物などには課税しないというのが原則みたいです。
家賃【1か月間以上】
すくなくても、トロントでは家賃に関しては非課税という事になっています。そのために家賃などに税金がかかる事はないという事ですね。
たまに、賃貸などを探していると家賃に税金を課税された話を聞きますが、これは明らかな間違えということになります。
ただし、家賃の定義が(1か月間以上の滞在)となっていますので短期のモーテルの宿泊やホテルでの滞在は他の税金(eg hotel taxなど)がかかることになりますので注意しましょう。
学費(ただし、高校までの学費)ならびに一部の大学などの学科
個人的には学費は大学やなどにの学科に限らずにすべて非課税になると思っていましたが、これは考え方が甘かったようです。
とりあえず、高校生までの義務教育(ただし、州によって義務教育までの年齢は異なる)に掛かる学費は非課税という事なっています。
また“実際に一部の学科(高校以外でも)の学費には課税しないようです”その代表例がVOCATIONAL SCHOOlと言うところが日本で言うところの専門学校のような場所みたいです。
わたし個人の今までの考えだとカレッジがこれに当たると思っていましたが、どうやらVOCATIONAL SCHOOLの方が日本で言う専門学校に近い場所という事みたいです。
詳しくは上のリンクへお願いします。
衛星用品ならびに医療機器
例えば、女性のサニタリーナフキンやタンポン(失礼ながらどのような物かはしりませんが.. )などは非課税のようです。
また医療器具などの補聴器、義足、歩行補助器具なども非課税のようですね。さらに車や、自転車なども障碍者用(要:認定)の物ならば非課税としているようです。
農業器具(一部)
何故に農業の器具が非課税の対象なのか?に関しては調べてみると納得できる理由がありました。そもそも、カナダを含めた先進国では農業などに人気がなく年々 衰退しているのだそうです。
そのために、カナダ政府は一部の農家に対して補助金を出して野菜などを作ってもらっています。そうでもしないとカナダ国内で誰も野菜などを作る事をしなくなってしまうから との事です。
その延長上で、農機具にも課税はしないから農業始めてみない?お得でしょ?という事みたいですね。
ディケアサービス、ベビーシッターなど【14歳以下、“時間制限あり”】
子供の面倒を見てくれる人がいないと、仕事もできないと言う話が近年の日本でありましたよね?保育園落ちた日本●●と言うのが一時期のマスコミを騒がせた話がありましたが..
じつはこれは日本だけの問題ではなく、カナダでも大きな問題になっています。(子供の面倒を見る人(仕事の最中)がいない、または保育園のなどの費用が高い)
特にシングルマザーなどの家庭は切迫した問題でありカナダ政府としてもできるだけ支援をしたいという事みたいです。
そのために、年齢制限などはありますが、非課税という事になっているようです。
番外編:こんな商品も??
他にもカナダにはこんなに面白い非課税ルールがあった!!他にも知ってほしい事
ドーナッツ【6個以上】
ドーナッツが一個だと通常の税率だけど、6個以上になると減税になります。はぁ?という感じですよね?
はい、これは単純に6個以上の場合には非課税になります。1個の場合には外食のカテになり6個の場合には基本食糧のカテになるみたいですね(意味が分からない事がいっぱい)((+_+))
https://www.gov.mb.ca/finance/taxation/pubs/bulletins/029.pdf原住民の方は基本的にTAX-FREE
みなさんが一般的に言うネイティブというと、英語などを母国語として話す人たちの事ですね。
ですが、カナダでネイティブと言う一般的には原住民(インデジィナスピーポー)の方の事を指します。
またこの方々ですが、すくなくても消費税(一部の例外はあります)を払う必要はないです。カナダ政府の見解では原住民族のいるカナダに住まわしてもらっているという認識になっています。
カナダは日本と比べると、国の歴史は浅いですが原住民族などに対する差別などは昔からあります。
(今でも完全になくなっていないという事は認めざる得ないと思われます)その償いのためかはわかりませんが、原住民族から消費税は徴収しないという事になっているようです。
一時的に税金を免除(マスク)
ここ数年で猛威を振るっているウィルスと言えば、新型コロナで間違いないと思います。
2019年まではマスクの購入には普通に消費税を払っていたのですが、このご時世だとマスクは必需品ですので税金は取らないという事になっているようですね、
特定の場所のみ免除(学校のフードコート)
また、特定の場所のみ税金を払わなくていいという法律も存在します。高校や大学などにあるカフェテリアなどの食品みたいですね(特定の食品は非課税)。
正直な話し、わたし個人は気が付きませんでしたが大学などのカフェテリアの食品は非課税みたいですね。
ただしこれも、一部の商品でさらに特定のエリアに競合相手がいると適用されなかったりと、複雑です。
詳しくは下記のbulletin #29を調べてみてください
https://www.gov.mb.ca/finance/taxation/pubs/bulletins/029.pdfまとめ
という事で、カナダ(オンタリオ州)では色々な商品が非課税になるという事が分かりましたね。基本的な食糧や賃貸は非課税という事が分かりました。
さらに、一時期に非課税になるマスクや、特定の場所で売っている限りでは非課税になるというルールも紹介しました。
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