カナダで就職何が交渉/選択ができる?知ってほしい事7選(個人の体験談など)

カナダ面接

突然ですが、いままで日本以外で働いた事がありますか?わたし個人は日本と、カナダでしか就労をしたことはありません。しかし、この2つの国だけでも色々と異なりますよね。

一部のヘッドハンティングなどを除き、日本での就職で給料や休暇の長さなどを交渉するというのはあまり聞きませんよね?これがカナダだと交渉するのが一般的です。

この記事では転職する回数が明らかに多いカナダの労働市場について、賃金などの交渉できる事柄などにについて記事のになっています。ぜひ参考にしてください。

当然、面接時ではなく仕事をしている最中にも交渉する事も可能です。

賃金(年収)/コミッション

カナダで働き始めて早くも10年以上が経過し、社員として勤務する会社も5社を超えています。まずはこの給料を面接で聞かれることが多いです。

大まかに分けると、時給か年収(時給か、年収かは初めから大体決まっています)でいくらか?を聞いてくることが多いですね。

この給料ですが、ほとんどの会社で払える額の幅(たとえば物流のケース)が決まっているようです。

例えば、物流の会社ではよくあるポジションの“Logistics coordinator”ですが、個人がここ数年で見た感じだと4.5万ドルから5.5万ドル(当然、会社によって違う)の幅が多い感じですね。

そのために、会社との面接で上限幅いっぱいである5.5万ドル(しつこいようですが、会社によって違う)あたりを狙うのが賢い方法です。ちなみに、超えてしまうと面接は流れてしまうことが多いです。

また会社によってはまれに賃金が決まっていて、交渉ができない会社もあるので交渉が可能かどうか聞いてみるといいと思います。

ベネフィット(福利厚生)

日本の会社で言う福利厚生の部分ですね。基本的にはここを交渉する事はあまり多くないとの事です。

しかし、管理職(マネージメント)になってくるとここの福利厚生の部分が厚くなってくると言う話も聞いたことがあります。

例えば、一般の社員の場合には処方箋が必要な薬の支払い額の80%まで保険会社が払ってくれるプランでも管理職の保険のプランでは全額(100%)を保険会社が払うケースもあるとの事です。

日本でもそうですが、カナダでも管理職は一定の時間まで残業代が出ない事も多くさらにストレスが多い仕事をしているために福利厚生も充実しているケースが多いのかもしれません。

休暇の長さ(バケーション)

英語で言う、バケーションですがカナダの方が日本よりも長く取れるというのはもはや常識となっていますよね?

わたし個人も最低 2週間ほど休暇を頂いて日本に一時帰国することが多いです。この休暇ですが、会社によっては平社員でも交渉が可能のようです。

と言うのはわたし個人が就職のエージェントに登録をした時に休暇の長さも交渉してくれたことがありました(結局2週間に落ち着きましたが(汗))

経験上からその国の景気の動向や、あなたの職種がどれだけ利益率が高い状況なのか?と言うのも影響するようです。

例えば、いまなら看護師の方などが新型コロナの影響で全く人がたりない状況で需要が供給に追いついていないようです。

また、2022年の7月にこの記事を書いていますが、2年半も新型コロナが続いてようやく一段落しそうで、旅行業界がブームに沸きそうです。この影響でここの業種にもバブルになりそうな感じですね。

景気がいい業種の方が交渉はしやすいみたいですね。

残業時間(年間契約)

さきほど管理職の残業時間は無給だと言う話をしましたね。しかし、年間契約(サラリー)で契約すると一般職でも週に44時間まで無給(残業の部分)になる可能性があるようです。

例えば、40時間までの就労の場合には4時間の残業は無給。ただし、それ以降についてはすべてにおいて無給と言うのは違法になると、オンタリオ州の労働基準法に書かれています。

そのために、残業が明らかに多い場合には上司と再度交渉をしてみましょう。

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役職の交渉

役職を交渉するのは何かおかしいと思いますか?例えば、日本で言う係長であるsupervisor やassistant managerなどがこれに該当すると思いますが実はよくある話なんですね。

例えば、あなたが次の会社でステップアップをしたいという事であれば今の会社ですでに役職があれば次の会社でもその役職の仕事を狙って仕事探しができるわけですよね?

という事であれば、将来的の仕事において給料などが多い仕事が狙えるというあなたのキャリアーについてプラスという事になります。事実、ググってみるとBetter-Job titleと言う記事が無数に出てきます。

わたし個人の経験でも役職を交渉する方はかなり多くいましたね。実は役職になってもその会社では給料は上がらない/ほとんど上がらないケースも多くあるようです。

ちなみに私も役職を餌に交渉をされた事が過去にあります。係長の役職をあげるから、やってみない?でも給料は一緒だけどね…ええっ!なんで?やりません。という感じでしたね。(^^;)

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ボーナス/ストックオプション/コミッション

ストックオプションやボーナスなどの交渉はあまり聞きまませんが、コミッションベースの仕事においてはよくある事のようです。

あるプロジェクトを成功させた暁にはいくら!、またセールスなどの仕事の成功率が50%以上で$XXXの報酬 またはボーナスにするなど色々なパターンがあるようですね。

ストックオプション(いわゆる株式)などは本当にうらやましい限りですね。

雇用期間について

例えば、雇用期間については試用期間の長さなどが交渉可能になるようですね。

一般的には3か月間が試用期間だと言われていますが、これが終わると保険などの加入ができるために試用期間が早く終わる方が労働者にとっては利点が多いはずです

他にも、契約社員の場合には1年間契約を16カ月間契約などに交渉する方がいるようです。

これはオンタリオ州の法律で1年間を1日でも過ぎると2週間の有給休暇の義務が生じるからだと思われます。

Negotiating Employment Agreements: Checklist Of 14 Key Issues
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まとめ

という事で、カナダの就職で会社と交渉できる事柄をいくつ紹介してきましたね。やはり、給料や福利厚生などはカナダでは良く聞く話になります。

また日本人の方にはピンとこなかったかもしれませんが、役職も重要ですね。参考になれば幸いです。

Ewa UrbanによるPixabayからの画像

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