カナダの都市ではわりと有名なトロントの留学体験談になります。今回も悲しかった事、恐怖を覚えた事、ならびに留学中に楽しいと思った事を語ってもらいました。
どこに留学をしても、楽しい事ばかりではありませんし、悲しい事ばかりでもありません。それが留学と言う事なんですね。
ではではいってみましょう。
悲しかった事
当時の私は英語が超苦手な大学3年生。苦手な英語を克服するための留学で、最初は安心して過ごせるし、日本人もいて助けてもらえるからと、エージェントの勧めでホームステイをすることになりました。
留学の初日。ワクワクでいっぱいだった私はホストファミリーと面会したのですが、会話が全く聞き取れないのです。
自身の英語力の低さとフィリピン系の英語というダブルパンチ。何を聞かれても「Yes」と愛想笑いをするのが精一杯でした。
家では前からホームステイしていた日本人が出迎えてくれました。その子はなんと高校生。
私よりずっと年下にも関わらず流暢に英語を話していて、ホストファミリーもその子の前では話が通じるので笑顔なのです。
一人だけ取り残されたような気がして悲しく思ったことを覚えています。
恐怖を覚えた事
トロントの地下鉄での話です。その日、私は付き合っていた彼氏と隣同士で座っていました。
すると、突然斜め前の男が近寄ってきて私たちの目の前に立ち、英語で罵声を浴びせてきました。
怖いので無視していると、一旦は席に戻りましたがまた近寄って叫んでくるのです。顔全体をマスクで覆っていて顔が見えないのも妙でした。
アジア人への差別なのか、あるいはカップルで座っているのが鬱陶しかったのか…。
他にもホームステイで同時に住んでいた高校生から突然の電話が
ホームステイで一緒だった高校生から「どうしよう、助けて」との連絡。指定されたマンションに行くとなんとゴミ屋敷に着きました。
どうやら、マンションのオーナーが入居まで片付けると約束した部屋をそのままにし、契約金を持ち逃げしたようです。当時キッチンにあった、腐り変色した溶き卵が忘れられません。
留学中に楽しかった事
様々な国の人に出会い、日本では考えられないようなカルチャーショックを受ける。そしていい意味で視野が広がることは、カナダ留学の楽しかった思い出の一つです。
語学学校のある先生は、大きい弁当を持って教室に入ってきました。食べ損ねたのかな、と考えていると授業が始まってから堂々とお弁当を食べ始めました。
果物やお菓子ならまだしも、お弁当!?日本人の生徒同士で思わず顔を見合わせてしまいました。
バスの中で「シャリッ」と音が聞こえたので見るとりんごを丸かじりしている人が。その他にも日本では考えられないような行動をする人たちが沢山いました。
大型犬を何匹も連れて乗っている人、自転車を載せている人、大声で歌を歌っている人。小銭がないので他の乗客に両替をお願いしている人もいました。
日本とカナダの文化の違いをよく考えると、色々な違いがありますが、授業をしながらお弁当を食べる事のできる文化とそうでない文化で考え方の違いが明白になっていましたね。
もちろん、これも留学の一部です。 ありがとうございました、いい記事でした。
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