突然ですが、日本の消費税は何%でしょうか?いま現在では10%ですよね?ですが、少し前まで8%だったと思います。
日本の消費税はここ20年くらいでかなり上がったと思う日本人の方は多いと思いますが、カナダのほとんどの州ではこれよりも高い税率です。
この記事ではカナダ留学あるあるの税金編という事で、カナダの各州で全く違う税率の仕組みをバンクーバーとトロントを中心に紹介したいと思います。
カナダは州によって消費税が違う
カナダのメジャーな留学地と言えば、バンクーバーとトロントだと思います。実はこの2つですが全く違う州に位置しています。
もちろん、地理的にもバンクーバーと言えば北アメリカの西海岸で、トロントと言えばカナダの東に位置する場所です。
バンクーバーの消費税
まず、バンクーバーですがブリティッシュコロンビア州(以下BC州)の都市になります。このBC州の税率ですが12%となっています。
トロントの消費税
カナダの東の都市のトロントですが、税率は13%となっています。またこのトロントはオンタリオ州に属しています。
オタワなどもオンタリオ州の一部ですので、トロントと同じ税率になります。
その他のメジャーな都市
大きな都市で最も税金が安いのがアルバータ州です。カルガリーやエドモントンが有名ですね。また、モントリオールがあるケベックやハリファックスがあるNB州は15%と軒並み高めです。
カナダは州によって所得税が違う(州税のケース)Provincial income tax
上記にカナダは州によって消費税が違うという事を書きましたが、実は所得税も違います。
所得税というと、あなたが主に仕事で稼いだ分に課税される税金の事ですね。日本と同じ累進課税という制度は同じです。
この所得税(州税)も州によって違うためにまずはBC州から見て行きましょう。
バンクーバー(BC州)
まず、バンクーバーの所得税率ですが上記のように収入が増えていくと税率も上がっていく感じになります。
トロント(ON州)
その後にもう1つの留学地であるトロントのレートですね。やはりこちらも所得が多くなるにつれて税率が上がっていることが分かると思います。
上記の所得税のチャートですBC州(バンクーバー)ON州(トロント)を2つ見てきました。
どちらもおおむね、4万ドルくらいまで5%(州税だけの話をしています)でその後に所得が多くなるにつれて税金があがります。
強いて言えば、中間層はバンクーバーが若干有利で高額者層はオンタリオの方が若干有利という感じみたいです。
**もちろん、世界でも税金が高い方の国であるカナダの所得税はこれだけではないです**
カナダは州税と国税があるケースの国
上記では所得税は州によって違うという事を書いてきましたね。では、国税はどうでしょうか?所得税というとすくなくてもカナダでは州税+国税になります。
ここで紹介するのは国税(Federal Income Taxのほうですね)
上記を見てみると、約5万ドルまでが15%で10万ドルまでが20%くらいであることが分かります。つまり、国税の方はどこに住もうが変わりません。あなたがどのくらい稼いでいるのかが焦点ですね。
カナダの所得税は州税と国税(とりあえず、2つとします)の合計です。
たとえば、オンタリオ州で5万ドルの収入があると税金は約7700ドルになります。下記のウェブサイトから計算可能です。
同じようにバンクーバーに住んでいるケースでも計算が可能になります。上記で説明しましたが国税でも、州でも累進課税です。(ただし、アルバータでは準累進課税です)
カナダには税金が全くかからない商品がある
カナダの消費税は高いと言う話をしましたね。BC州が12%でON州が13%です。日本が10%なので、高いと思うでしょう?
しかし、カナダは軽減税率という仕組みがあります。日本はほぼすべての商品に10%を課税していますが、カナダではそうではないのです
医療品【一部除外】
少なくてもカナダの医療品(お薬)などには税金がかかりません。基本的には処方箋でもらえる薬ですね。
ベーシックフード
上記と同じように、食品にも税金がかからないのがカナダです。例えば、ミルクやお肉(加工品になる前)やシリアルなどやお米、タマゴ、パスタなども対象です。
そうですね、上記の物は生きるために必要な食品ですよね?そのために非課税なんですね。
CRAのウェブサイトです。詳しく載っています。
タバコとお酒の税率は高い
カナダのお酒(レストラン)とタバコは高いと言う話を聞いたことがあると思います。
実際にカナダのタバコの値段は日本の2倍程度、レストランのお酒などは酒屋の3倍くらいはすると思います。
たしか、カナダのケースではタバコに関してはその65%が税金です。またお酒の税金はお酒をどこで買うのか?によって違います。下記にあります
どうやら、ワインなどを産地で買う場合にはお土産のカテゴリーでレストランなどで飲む時はぜいたく品のカテゴリーになるようですね。
ただし、これはオンタリオ州のケースです。
どのような酒でも一律のケースである州もあります。詳しくは下記に
ちなみに、物価が高いもや安い物などは少し前に記事で紹介しています。ぜひ参考にしてください。
宿泊税
日本でもそうだと思いますが、消費すると税率が高いケースがあります。カナダでも宿泊税は追加で税金を支払うケースですね。
ちなみにオンタリオ州のケースでは4%ですね、ただしホテル代などはもともと高いので4%でもかなりの額になりますね。(ご注意を)
カナダ・ワーホリ必見 節税
短期の就労ビザであるワーキングホリデーのみなさんですが、うまく節税をすることができます。今回はそのいくつかを
ワーホリ中にうまく税金を節約をしよう!
所得が13000ドルを超えないようにすると?
カナダの短期就労ビザであるワーホリで稼いでも税金である程度は持っていかれますが例外のケースがあります。所得が年間で$13000【2020年時】を下回るケースです。
1年間で$13000だと、少なすぎて生活できないと考えたあなたは勘違いをしています。
ここで注意しておきたい事ですが、年間の所得であなたの1年間の所得ではない事です。つまり2021年にカナダに来ても7月に来れば約5カ月間の所得になりますね。
ここで申請をするのは2021年の五カ月間の所得です。(これなら$13000以下という方もいると思います)
このケースでは所得が$13000以下という事になりますので税金がかかりません、申請すればすべて戻ってきます。
ただし、仕事によってはチップが多く労働収入がすくないケースもあります。そのケースでリターンも少なくなります。
TAXリターンをうまくしている?【2回できる事は知っている?】
カナダワーホリで還付金の申請を1回する人は多いと思いますが、2回する人はあまりいないと思います。
事実、2年目のケースでは日本に帰国している人がほとんどだと思います。しかし、2年間をまたいで働いているケースではCRAの方に申告をしないといけない事になっています。
たとえば、2021年の3月にカナダに来たケースでは2022年の3月まで就労ビザがあるわけですから2022年も収入(仕事あれば)がある事になりますよね?
つまり2022年の分を2023年に申請をするんですね。
ここの部分も申請をすることで、TAXRETURNが多くなるケースがあるという事なんですね。
(注意:仕事によっては追加で払うケースもあります)
外食は避けて家飲みが基本 【酒税と、チップを回避】
ワーホリは自炊が基本ですが、これはパーティなどの時にも該当します。カナダでどうしてもチップや酒税が高いのです。
そのために、これらを避けて節約をするというのが基本項目になります。
まとめ
カナダ税金あるあるでは色々な事を説明してきましたね。州によって消費税や所得税が違う事、カナダの所得税は州税と国税からなる事などが分かりましたね。
Gerd AltmannによるPixabayからの画像
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