カナダのバンフでハウスキーパーとして認められるまで

カナダのスペシャリスト

カナダでハウスキーパーとして認められるまで-

 私がバンクーバーに住んでいた頃バンフを訪れ住みたいと思い、1ヵ月後にはバンフに引っ越しました。

ビザが3ヵ月しか残っていない状態だった為、周りには仕事が見つからないんじゃないかと心配され、バンフを旅行した際に出会った日本人のツアーコンダクターの方にも難しいだろうと言われました。

 とりあえず行動してみようということで、2週間バンフのホステルを予約し、8つのホテルに履歴書を配り、その内2つのホテルから連絡をもらいました。

無事採用してもらった時にはとにかく安心しました。

多国籍の職場で思った事

 ボスはフィリピン人だったのですが、面接の際「日本人はきちんと仕事をしてくれるから大好きなの」と言ってくれました。日本人で良かったと心から思いました。

 ボス3人がフィリピン人、日本人の他に台湾人、ニュージーランド人、イギリス人、チェコ人と様々な国の人と働く素晴らしい経験ができました。アジア人同士は発音が似ていたりすることから仲良くなりやすかったです。

 苦労したのはやはり英語です。フィリピン人のボス達の英語を理解するのに少し時間がかかりましたが、とても仕事が丁寧できっちりしており、日本人と感覚が似ているのかと驚きました。

 一番仲良くなったのがチェコ人です。バンフにはチェコ人が多くワーキングホリデーで来ており、よく遊びに誘ってくれました。

その割には遊びに誘ったことすら忘れられていたこともありましたが・・・(笑)日本人と比べてルーズだと感じることは多々ありましたが、気にしないようにしていました。

なるべく話すきっかけを失わないことが英語の上達にも繋がりますし、友達の輪も広がりました。

ハウスキーパーの職場環境について思う事

 バンフでハウスキーパーとして働くということは、素晴らしい景色と共に働けるということです。窓からは溢れんばかりの絶景が広がっており、感動しない日はありませんでした。

その感動に拍車をかけたのが音楽です。日本のハウスキーピングでは中々ないと思いますが、仕事中音楽を聴いてもOKだったので、私はよく音楽を聴きながら働いていました。

 当時Bluetoothイヤホンはまだほとんどなく、日本人はコード有のイヤホンで聴いていたのですが、フィリピン人の男の子はお客様とすれ違う時でさえ音楽を流しながら歩いていたのには驚きました(笑)

お客様も全然気にしていない風だったのでいかに日本人が普段サービスに気を遣っているか感じました。

 残業はほとんどなく、ほぼ定時かそれよりも早い時間で退勤していました。日本もいつかそうなってほしいものですね。

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