カナダの3つの高校留学、エドモントン、マニトバならびにバンクーバーの体験を紹介します。

その他

この記事では昨今たいへん人気になってきているカナダ高校留学の体験談を紹介します。3つの別々の体験談を1つにまとめた記事であるために、バンクーバー編だけ喜怒哀楽の体験談になっていますのであらかじめご了承ください。

エドモントンの高校留学で良かった事と悪かった事

留学先がアート系の学校だったので、ダンスやギターの授業を選択することができたのがとても面白かったです。

語学力向上を目標にした留学でしたが、実技の多い授業を取ることで最初のハードルを下げ、自然にリスニングやスピーキング能力を伸ばすことができました。

また、授業以外にも面白いクラブ活動や放課後に追加で選択できるクラスがあったので、学びの機会がとてもたくさんありました。

日本の高校では経験できないような芸術系のワークショップやイベントも豊富で、非日常的な体験ができました。

ただ、学校の通学路に治安が悪いところがあったので、一人で暗くなってから帰るときは少し怖かったです。

E市は少し北にある場所だったので、秋からは日が落ちる時間も早く、明るいうちに外で遊べることはあまり多くありませんでした。

そのため、下校後はホストファミリーと映画を見たり料理をしたりして過ごしていました。

その場で苦労したこと

滞在先の高校は、生徒数がとても多いマンモス高だったのですが、交換留学生がとても少なかったので、クラスの前で特別に先生から紹介されることもなく、最初に友人を作るのが大変でした。

最初は自分から交換留学生であることや日本から来たことを説明しなければ分かってもらえないことも精神的に辛かったです。

また英語のクラスでは、初めは文法など比較的留学生にもわかりやすいものをメインで扱っていたのですが、途中からシェイクスピアなどの古典を扱い始めたので、周りに追いつくのがとても大変でした。

日本の高校で英語の古典を勉強したことは一度もなかったので、本当に新しいことだらけで授業内容の理解に苦しみました。

授業中でわからないことは周りの友人に聞き、課題についてはホストファミリーや先生に助けてもらいながら進めていました。

これから来る留学生にアドバイス

これから留学する方へのアドバイスとしては、まずは誰にでも自分から声を掛けることをおすすめします。

私も最初は周りの会話のスピードについていけなかったのですが、つたない英語でも自分から話しかければ相手はちゃんと聞いてくれますし、ゆっくり話してくれます。

こんなに英語ができないのに友達になってくれるのだろうかと心配でしたが、英語力に関係なく気が合う友達はできるので心配しなくても大丈夫です。

また、留学先によっては自分で授業やクラブ活動が選べるので、日本にいるうちから少し考えておくと良いと思います。

選ぶ環境によって学べることも出会う人も変わるので、自分がどのような経験がしたいのかを踏まえて選ぶと良いと思います。

学校によっては日本の高校では選択できないような授業もあるので、留学の機会を活かして挑戦してみるのもおすすめです。

マニトバ高校留学で良かった事と悪かった事

校生徒が100人に満たない学校に留学したので、先生のサポートがとても手厚く、思う存分勉強することができました。

休み時間はよく先生のところへ行き、授業でわからないところを聞いたり、課題の添削をしてもらったりと、たくさん面倒を見てもらっていました。

私の学年には15人ほどしか生徒がいなかったので、友達作りの心配は全くなく、登校初日からすぐに友達ができました。

ただ、留学先は大きな都市からとても離れた田舎だったためできることが限られていて、都会でしか過ごしたことのなかった私にとっては物足りないと思うこともありました。

しかし、自然豊かな場所だったので、田舎でしかできないような楽しいアウトドアがたくさんあり、川釣りやアイスフィッシング、クルージングなどに連れて行ってもらいました。

苦労したこと

日常の生活で苦労したことは、留学先のマニトバ州がカナダで一番寒いと言われている地域だったので、冬の間に雪の中毎日歩いて登下校していたことです。

また、学校がアウトドア教育を大切にしているところだったので、冬と夏に1回ずつ任意参加のキャンプがありました。

ただ、そのキャンプがとても本格的で、運動部に所属したことのなかった私にとってはとても過酷なものでした。

冬のキャンプでは、スキーやクロスカントリー、スノーシューイング、スケートなどあらゆるアクティビティを5日間を通して体験しました。

夏のキャンプでは、5日間かけてカヌーで川を移動して無人島でキャンプをしました。

ウィンタースポーツもマリンスポーツも経験がほとんどなかったので、現地の経験者たちの中で全ての活動をこなすのはとても大変でした。

これから留学する人にアドバイス

これから留学する方におすすめしたいのは、友人やホストファミリーからの誘いにはなるべく乗ることです。

自分の苦手だと思っている分野でもやってみると意外と面白かったり、新たに気づくことがあったりします。全く想像しないところで思わぬ収穫があるかもしれません。

また、田舎に留学する方は都会に留学した友人と比べて情報量の差やできることの差に焦るかもしれませんが、全く心配することはありません。

自分がその時その場でできることを一生懸命探して、最大限学びのチャンスを作ればできることはたくさんあります。

勉強はもちろんのこと、留学中は自分を見つめ直す時間を作ることもとても大切です。

例えば自然の中に一人で散歩に行ったり、近くの森や湖を見に行ったりと、一人の時間を設けることが留学の意味や人生について考えるいい機会になると思います。

バンクーバーの高校留学体験談も紹介

楽しかった事

私自身バンクーバー内で長期休み、例えば冬休みなどを利用して色々なアクティビティを行い、どれもいい思い出です。

その中で、留学中私自身の最高に楽しかった思い出は、友達とスキーやスノーボーディングに行ったことです。

バンクーバーは都会ですが、交通機関を使うことで簡単に山やビーチに行けます。ですので、スキーやスノーボーディング場へ行くことは容易で、コストもそこまでかかりません。

やはり、日本のスキー場と同じところもあれば、違う場所もあり、比較対象がたくさんあり、いろいろなコースを楽しめました。

また、友達とスキー場の帰りに、雪のため交通機関のバスが使えず帰れない中、ヒッチハイクをして学校まで帰ったという今までしてこなかった体験も含めて今では最高に楽しかった思い出になっております。

留学ならではのハプニングやアクティビティがたくさんあり、留学中に色々な思い出ができます。

悲しかった事

私の高校留学の体験の中で、悲しかったことは留学のイメージと現地の生活が異なったことです。

留学する前は、正直たくさんの友達ができて、たくさん楽しく生活を送りながら色々な文化を体験しながら過ごしたり、日本と違う教育システムで英語を学び英語で授業を楽しく受けられると思っていました。

しかし、実際留学に行きますと、まず日本の学校と同じ量もしくはそれ以上の課題が毎日のように出され、日本でもできそうな内容をカナダの高校ですることをショックに思いました。

カナダの高校で色々な体験、経験をしてきましたが、やはり留学のイメージと現実の大きな違いはショックを受け、少し悲しい気持ちのもなりました。

カナダならではのアクティビティなどを体験する時間的猶予も無く、十分満喫できるものではありませんでした。

恐怖を覚えたこと

カナダは他の国と比べて治安が良く、犯罪など巻き込まれるケースは少なくあまり恐怖を覚えるような体験はしませんが、私個人で体験したもので言いますと、高校春休み中の話です。

学校に爆破予告があり当時高校の寮に居ましたので強い衝撃を受けつつ、避難した体験があります。

当時の状況は、学校及び寮の中にいる生徒、教師、職員全員が一斉に避難し、少しパニックになっていました。

結果的には、爆発はせず、高校を退学させられた生徒達の悪戯だったそうですが、海外という場面もあり、やはり本当に爆発するのではと考えますので、この件に関しては恐怖を覚えました。

カナダは移民大国で多国籍の人が集まり、宗教、人柄、文化など皆それぞれで私たち日本人から見たら稀に理解できない行動をする人種もいますが、時には些細なきっかけでトラブルに発展するケースもございます。

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