金融市場と経済学 世界ではやりの金融緩和って何?経済にいいの?(非伝統式)

経済、金融、投資

2008年のリーマンショックから世界経済は前例のない金融緩和を行っています。具体的に世界をけん引するアメリカ、またそれを追撃する中国、またEU圏の先進国やイギリスまた日本もこれに該当します。

この記事では金融緩和は経済にいいという事は知っているけど、どのようにいい?という方向けの記事です。

金融緩和を皆さんが分かりやすいように表現すると、いま現在に国内に回っているお金の量を増やす政策です。もっと簡単に言うと100%ジュースに水を入れて薄める行為です。

具体的には中央銀行が債権(国債)というものを大量に買う事が多いです(近年では社債や住宅ローンなど多岐に及んでいます)この結果として下記のようなことが起こります。

この記事を読んでいただくと金融緩和(基本的な知識)がどのように経済をテコ入れするのかが分かるようになります。

そのためにあなたが実際に投資するとき、または投資信託などを買う時に経済の流れを読みやすくなり、先を見通すしやすくなります。(ただし国によって金融緩和のルールなどが多少違います)

国が国債を発行して中央銀行が新しいお金を発行してそれを買い取る

理論上、金融緩和の効果と言われているもの

長期金利の低下→国債の価値が上がる

まず、中央銀行が10年債などの債券を買うと長期金利と言う金利が下がりだします。これは経済学の点で言うと需要と供給の問題で、無理やり需要を増やします。結果的に国債の価値があがり、金利が低下します。

これによって、すくなくても国債を持っている機関(例えば銀行、生命保険、年金基金など)は資産の価値が増えるという利点があります

ですので、もちろんテクニカル分析なども必要ですが金融緩和時にはこれらの会社の株などや社債などは強気になると思われます。

ですので、そのような機関が潤います。ただし、銀行などは預金者から低金利で預かったお金を会社などに貸し出だして、その利ザヤを稼ぎます。

このような場合には長期金利の低下(貯金する方も貸し出しをする方も金利がない→利ザヤを稼げない)は危機的な状況を引き起こします。

近年のニュースを見れば、銀行などの経営状況がよくない事はお分かりだと思います。

中央銀行がお金を発行→通貨の価値の下落(為替)

2013年のアベノミクスの始動を覚えている方は多いと思いますが、かなりの円安になったのは知っていますか?

2012年12月26日に始まった第2次安倍政権が発足していますが、その後に2015年にかけてかなり円安が進んでいます。

2012年の年末から80円くらいから円安ラリーが始まりました。その後の2015年の夏くらいまでで1ドル=125円まで行きました。

これは具体的に、金融緩和による効果(副作用と言う人もいます)という事になっています。中央銀行が担保なしにお金を刷るとバランスシートが増えます。

これの結果が通貨安という事になります。(あくまでも、ファンダメンタルズ分析だけで見たときのものです)これについてはかなり重要ですので、近いうちにさらに詳しくやっていきます。

土地などの資産価値の増加

中央銀行がお金を発行すると長期金利が低下すると説明をしましたね。長期金利が低下するという事は他の様々なローンの金利なども低下します。

一般的に言われているのは住宅ローンや自動車ローンのような代表的なローンはこの長期金利をベース金利を基準に決められています。

そのために、長期金利が低くなると住宅―ローンなども低くなり借り入れをする人が増えます。つまり、この結果がローンで住宅を買う住宅バブルという事になります。

このグラフを見ると2007年近辺までは住宅バブルで家の価格がっていました。(こちらは実需という事になります)

そのあとに2008年のリーマンブラザーズ破綻で有名な金融危機後に価格が急落後に2012年くらいに底打ちしています

その後に金融緩和で住宅の価格が再度、上昇に転じています。こちらは経済学的に言うと緩和バブルという事になっています。

2020年から2021年にむけて新型コロナ後に続けて上がっていけるかがカギだと思われます。

IMF Global Housing Watch
The Global Housing Watch tracks developments in housing markets across the world on a quarterly basis. It provides current data on house prices as well as metri...

債券の金利の低下→株高(長期金利の低下から来る株高)TOBIN’sQ理論

金融緩和をすると株も上がると言われています。これは一般的にTOBIN’sQ理論と言われるものです。

これにはいろいろな説がありますが。少なくても教科書に書いてあるのは債券の利回りが低くなる(金融緩和の効果)で株の投資が増えるというものです。

 

実際に上のチャートでは世界の株が上がっているという事がわかる。2011年からのチャートになりますが約8年で2.5倍になっています。世界的な株高となっっている事が分かります。

上場インデックスファンド海外先進国株式(MSCI-KOKUSAI)[1680]の市場価格は「日経会社情報DIGITAL」。
適時開示速報、チャート、市場価格をワンストップで提供。

ただし、いま現在は新型コロナショックで急落して下がっています。

この理論を簡単に説明すると投資と言うのは本当に大きく分けると債券と株価になるといわれています。(わたし個人は納得してませんが..)

実際に金融緩和から金利が低下してしまうと、株の方が利益率がよく見えてきますので、債券のお金が株に流れます。これが起こると言われています。これがこの理論の中核です。

下記に貼っておきますが、少しめんどくさい数学の理論になりますので、飛ばして問題はないと思います。(興味あれば)

Tobin's q - Wikipedia

理論だけで起きてない現象

金融緩和の名前だけで実際に起きてない事。もちろん、アベノミクスを実行する前にもいろいろな反対意見があったことはここで書く必要もない事です。

インフレ

世界の名だたる経済学者や中央銀行などが最終的に実現させたいのがこのインフレといわれています。

もちろん、インフレを引き起こしたい理由はいろいろ言われていますが、これは簡単に言うとインフレはお金の価値を下げる効果があります。

例えば、あなたのもっているお札のが明日にでも10%価値が下がると言ったら、本日すべて使いますよね?

もちろん、現実問題はこれほど極端ではありません。事実、世界の中央銀行が狙っていいるのは年に2%のインフレです。しかし、これも確実に起こっているかは微妙な所です。

これが起きない原因として需給の問題と言う人がいます。供給も上がっているからという事ですが、どうでしょうね?わたしもよくわかりません。((+_+))

金融緩和国の財政破綻

世界の国々が借金をして、金融緩和をするとお金を借りるためにそのうちに財政破綻をするという事になっていますがこれもまだ起きてません。

すくなくても、わたし個人の知識から言えることに貿易黒字をため込んでいる日本が破綻するのはそうでない、イギリスなどの国の後という事です。

カナダも若干の慢性赤字ですので油断をしていると危ないかもしれません。

まとめ

世界の金融緩和の中身として、どのように金融市場に影響していくかを書きました。ぜひ理解をして投資などにいかしてください。

コメント

  1. […] […]

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