前回に紹介をしたCさんのビクトリア留学の体験談を引き続き紹介します。今回は、ビクトリアの語学学校の記事がメインになります。
語学学校の先生がインターン生

私の通っていた語学学校には、現地の大学に通っているカナダ人の学生がインターンとして先生のサポートをしていました。
彼女と初めて会った日は私がカナダに着いた日です。バンクーバー空港まで迎えに来てくれ、そのまま一緒にビクトリアに移動しました。
私にとってカナダに着いて初めて話した外国人がその方で、緊張していたのですが、私の英語を前のめりに聞いてくれてとてもありがたかったです。
フェリーに乗る前に2人でカフェに行き、簡単な会話をした時に英語で会話する楽しさを知ることができました。
学校初日には、オリエンテーションも担当してくれ、質問をしたら私が理解するまで根気強く教えてくれてよかったです。
私の学校は午後3時に授業が終わったのですが、放課後にはスケートリンクやビーチに連れて行ってくれ、雪が降っていた日にはその方や他の生徒も一緒に雪合戦を楽しみました。
その方は当時20歳で、私とは4歳ほど差がありましたが真剣に私の話を聞いてくれて同等に接してくれたのが嬉しかったです。
また、彼女の大学生活についても話してくれ、私が海外の大学に進学する1つの理由となりました。自分の専攻科目に誇りを持ち、忙しいながらも勉強を楽しむ彼女はとてもかっこよく見えたのを覚えています。
彼女と出会わなかったら海外に進学するという選択肢すら思いつかなかったと思います。私の世界を広げてくれた彼女には感謝しかありません。
語学学校で辛かった事も

語学学校で辛かった事は私が学校に入る前に既にクラスの雰囲気が出来上がっていたことです。
私の学校は2カ月に1度クラス替えがあったのですが、私はその後半に入学したので他のクラスメイトはみんな仲の良い感じで、そこに1人で入るのが辛かったです。
私は英語が話せないという固定概念もあり、最初の日は自分から話しかける事も出来ませんでした。
しかし、クラスメイトが私に話しかけてくれ、2日目からはお昼ご飯を一緒に食べたり、朝早く来て話したりなど、親睦を深める事ができて良かったです。
それでも授業中のノリなどにはついていけない事もあったので少しの間は寂しい思いをすることが多かったです。
語学学校で楽しかった事はスピーキングのクラスです。

先生は60歳くらいだったのですが、英語を教える経験が長いのもあって生徒が楽しめて且つ学びある授業をしてくれました。
初日に行ったのは自己紹介を1人づつ行い、クラス全員分の名前、好きな趣味と食べ物を覚えていき、リレー形式で発表していく、という今考えれば子供のようなゲームでしたが、和気あいあいとした空気で楽しかったです。
楽しみつつも発音が間違っているときは優しく、理解できるまで説明してくれたので前向きに学ぶ事ができました。
あるテーマについてみんなで話す時間も多かったのですが、クラスの雰囲気も良かったので毎回時間ギリギリまで話す事ができ、スピーキング力が上がったと思います。
語学学校について

ビクトリアはヨーロッパ風の建築物や州議事堂、公開されている庭園など、歩くだけで気分が良くなる街並みが広がっています。
移民や留学生に理解ある人が多く、ホストファミリーや店員さんは下手な英語でも聞き取ろうとしてくれたのが嬉しかったです。
また、バンクーバーと比べて語学学校の日本人の割合は比較的低く、街中に日本語表記はほとんどないので英語で学ぶのに適した環境だと感じました。
しかし、それでもクラスに数人日本人はいるのでそこに甘えてしまい日本語で会話し、放課後も日本人とのみ遊んでしまう人もいました。
日本人と話すのが悪いという事はないですが、時間が限られている中で日本語しか話さないのはもったいないと思います。
授業中はもちろんのこと、ビクトリアにはショッピングセンターや映画館、運動施設など遊べる施設が沢山あるので他の国の留学生と共に放課後も英語を使える環境に自分を置くのが大切だと思います。

ビクトリアの語学学校という事で、色々な経験をなされたみたいですね。インターン生との体験談は貴重ですね。私も、そんなTAがいればなぁ、と思ってしまいました。
ありがとうございました。
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