カナダ留学と言えば、語学留学やカレッジ留学が有名かもしれませんが、当然 高校留学と言う選択肢もここにはあります。
高校から留学すると、英語の発音も100%ではないですが、習得できることも多いので利点は多くありそうですね。
今回は、カナダでの高校留学の体験談を書いてもらいました。
高校留学で良かった事と悪かった事

留学先がアート系の学校だったので、ダンスやギターの授業を選択することができたのがとても面白かったです。
語学力向上を目標にした留学でしたが、実技の多い授業を取ることで最初のハードルを下げ、自然にリスニングやスピーキング能力を伸ばすことができました。
また、授業以外にも面白いクラブ活動や放課後に追加で選択できるクラスがあったので、学びの機会がとてもたくさんありました。
日本の高校では経験できないような芸術系のワークショップやイベントも豊富で、非日常的な体験ができました。
ただ、学校の通学路に治安が悪いところがあったので、一人で暗くなってから帰るときは少し怖かったです。
E市は少し北にある場所だったので、秋からは日が落ちる時間も早く、明るいうちに外で遊べることはあまり多くありませんでした。
そのため、下校後はホストファミリーと映画を見たり料理をしたりして過ごしていました。

なるほど、実技のクラスでは英語がまだ上手くしゃべれなくても、影響は少ないですもんね。その間に伸ばすという事ですね。
その場所で苦労した事

滞在先の高校は、生徒数がとても多いマンモス高だったのですが、交換留学生がとても少なかったので、クラスの前で特別に先生から紹介されることもなく、最初に友人を作るのが大変でした。
最初は自分から交換留学生であることや日本から来たことを説明しなければ分かってもらえないことも精神的に辛かったです。
また英語のクラスでは、初めは文法など比較的留学生にもわかりやすいものをメインで扱っていたのですが、途中からシェイクスピアなどの古典を扱い始めたので、周りに追いつくのがとても大変でした。
日本の高校で英語の古典を勉強したことは一度もなかったので、本当に新しいことだらけで授業内容の理解に苦しみました。
授業中でわからないことは周りの友人に聞き、課題についてはホストファミリーや先生に助けてもらいながら進めていました。

実はカナダOJIさんも、シェイクスピアを勉強しました。私の場合には語学学校の上級レベルでしたが、少しも役に立っていないと思います。
これから留学する学生にアドバイス

これから留学する方へのアドバイスとしては、まずは誰にでも自分から声を掛けることをおすすめします。
私も最初は周りの会話のスピードについていけなかったのですが、つたない英語でも自分から話しかければ相手はちゃんと聞いてくれますし、ゆっくり話してくれます。
こんなに英語ができないのに友達になってくれるのだろうかと心配でしたが、英語力に関係なく気が合う友達はできるので心配しなくても大丈夫です。
また、留学先によっては自分で授業やクラブ活動が選べるので、日本にいるうちから少し考えておくと良いと思います。
選ぶ環境によって学べることも出会う人も変わるので、自分がどのような経験がしたいのかを踏まえて選ぶと良いと思います。
学校によっては日本の高校では選択できないような授業もあるので、留学の機会を活かして挑戦してみるのもおすすめです。

お疲れ様でした。いい体験談でした。
Mahmud ShoebによるPixabayからの画像
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