わたしがカナダのオンタリオ州のウォータールでの語学学校を経験した時の出来事を書かせていただきます。 もともと、英語がまったくしゃべれない状態で留学したために本当に大変でした。
今回はカナダのオンタリオ州の中部にあるウォータールでの留学経験を紹介します。
①授業が難しい。

語学学校に着くと、まずクラスを振り分けるための面談がありました。スピーキングとリスニングが苦手なため、全く答えられず、
一番英語が苦手な人のためのクラスに振り分けられました。それもそのはず、もともと英語に自信がなく当時のスコアはTOEICは330点台でした。
授業で驚いたことは2つあります。一つは、日本の授業と比べてディスカッションが多いことです。
正解を発表するのではなく、グループで話し合った結論を発表するのです。
私は普段間違えるのが恥ずかしくて発表しないのですが、カナダで徐々に積極出来に発表をするようなったと思います。
もう一つは、他の国の人が、堂々とイマイチな発音でしゃべっていたことです。
中国の方や、アラブの方が発表をして、先生がすごく聞き取りづらそうにしており、何度も聞き返す場面があったのですが、彼らは堂々としていました。
これをみて、英語の発音の正解は一つではないと言うことがわかりました。
「完璧な発音を目指さなくていい」と言うことがわかり、英語を勉強するモチベーションアップ に繋がりました。
先生はすごく愛情深い方で、今でもFacebookにて誕生日にメッセージをくれ、お互いの近況報告などを共有させていただいています。
②寮生活

行った初日に寮に案内されました。寮は1部屋2人のルームシェアでした。
大学のプログラム留学したため日本人10名ほどで一緒にカナダに来たのですが、同部屋は彼らではなく中国の方でした。
ニックネームがレブロン。好きなバスケ選手からとって自分でつけたということに驚きました。日本ではつけてもらうことが大半ですからね。
レブロンの英語が聞き取れず、苦戦しました。
発音のクセがすごくて、僕たち日本人が普段の授業で聞いている英語とはかけ離れていました。
同い年の彼が英語ペラペラなのは良い刺激になりました。
朝食は寮のカフェテリアでブッフェ。注文の仕方がわからないので前の人の真似をして「this one please.」と言いました。これがカナダで最初に学んだ英語だったように思います。
放課後はカラオケルームでカラオケをしたこともありました。カラオケルームがあるわりに、カナダの人はカラオケを歌う文化がないらしく、日本人がみんな歌がうまくて驚いていました。
他にはシンガポールから留学に来ている方と遊戯室でビリヤードしたこともありますし、
ロシアから来ている方と酒を酌み交わしたりしました。彼は四六時中お酒を持っており、授業もサボりがちなユニークな方でした。
③世話係との友情

ジョシュア君と言う留学生の世話係の人がいて、放課後にわたしたちをアクティビティに連れていってくれたり、わからないことがあるとなんでも教えてくれる頼りになる存在でした。
彼はいわゆるオタクで、アニメ、ゲームが好きでした。
僕もオタクで歳も近く、ものすごく意気投合して、毎晩のように寮の食堂で誰もいなくなるまで話をしました。
と言っても言語はほとんど通じないので、単語のみで趣味の話をするのですが、とても楽しかったです。絵しりとりをするのが一番盛り上がりました。
彼は日本のアニメ映画「サマーウォーズ」が好きらしく、劇中に出てくる花札を遊んでみたいと言っていました。
そこで、いつかやろうねと約束をしました。
これは後日談なのですが、彼が僕に会いに日本に来てくれました。
僕は結構田舎の方に住んでいるので、カナダから来るのは相当大変だと思うのですが、来てくれた時は本当に嬉しかったです。念願だった花札を一緒にやることができて、彼はとても喜んでいました。
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