今回も引き続きYさんにルームシェアの体験談を語ってもらいました。ここ数年でカナダ留学と言えばホームステイという感じの考え方もなくりつつあります。
そのため、ほとんどの方がルームシェアをしながら留学をしたり、就労をしたりという事になるのですが、シェアハウス探しは本当に大変なんですね。
その苦労をみなさんにも理解してもらって、出国前に対策をしてもらえるといいと思います。ぜひ、参考にしてください。
シェア中の暮らしぶり

ホームステイは4ヶ月間のみで、その後は、ハリファックスで知り合った日本人の女の子とルームシェアをしました。
一軒家の2階部分に大家さんが住んでいて、1階を私とその子で使っていました。それぞれのプライベートの個室があり、キッチンやお風呂、トイレは共有でした。
生活必需品の買い物は一緒に行ったり、お互い作ったものを食べてもらったり、気を遣わない程度に助け合う、リラックスした暮らしでした。
英語を学ぶために、と最初こそ日本人との関わりを避けていましたが、やはりベースの暮らしはリラックスしているのが一番だと思います。
時々彼女と日本語で思い切り話せる時間は、ホームシック中などには心の拠り所になりました。
ハリケーンに備える

彼女とのルームシェア中にハリケーンがやってきました。
台風ではなくハリケーンという響きに根拠もなく怯え、強風で外に出られなくなるといけないから、と食材やキャンドル(停電した時のために)を買い出しに行き、こもる支度をしました。
ところが、わたしたちが住んでいた家のあたりはほとんど被害がなく、少し強い風が通り過ぎたな、というくらいのものでした。あっけなく終わり、無事でよかったね、と言いながら眠りました。
しかし翌日街に出てみると、アパートの屋根が剥がれて落ちていたりして、それなりに威力のあるハリケーンだったようです。ハリケーンの時は外出を控えて家でじっとしているのがいいと思います。
盗っ人騒動

私も彼女も、もうすぐ別の部屋に引っ越すことが決まっていた頃に、ある事件が起こりました。わたしたちが一緒に買い貯めておいたトイレットペーパーがやたらに減っているのです。
最初に気づいたのは彼女で、トイレットペーパーを誰かにあげたりした?と聞かれました。
そんなことはない、と答えた私も、見ると確かに異常にトイレットペーパーが減っていて、どうしたことかと首を傾げました。
すると彼女が夜中に廊下で物音がするのだと言います。家に入れるのは2階に住む大家さん家族だけ。そこで大家さんにそれとなく尋ねてみたところ、急遽足りなくなり少しもらったのだと言われました。
その後こっそり別の種類のトイレットペーパーが補充されていて、彼女と二人大笑いしました。
後日談としては面白いのですが、たとえ大家さんといえど、人のものを無断で拝借するのはいかがなものかと、もやもやした気持ちを抱えたまま引っ越しました。

ルームシェアは日本人との方が楽と言う事実は確かに理解できますね。実際に、ルームシェアは日本人同士で、職場と学校などで英語をフルに使うという方も多いです。
本当に色々な体験をなされていて、うらやましい限りです。今回も貴重な記事をありがとうございました。
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