金融市場での個人投資家の資金はたった10%程度!では90%はどこから?

経済、金融、投資

金融市場に入っているほとんどの資金が個人で運用している資金だと思っていませんか?

確かに最終的にはすべてのお金が個人の資産であることがほとんどなのですが、その個人のお金を一時的にでも誰が運用しているのか?が問題です。

事実、わたしのような一個人が金融市場で自分自身で吟味をしてこれを買ったり売ったりすることは稀です。統計によると全体の10%にしかなっていません。

つまり90%が一個人の投資家などを除いた部分です。本日はこの90%に迫ってみたいと思います。

この記事を読んでいただくと金融市場のお金をどのような機関が運用しているかわかるようになります。これから金融や投資を勉強してみたいと考えているあなたへおすすめの記事です。

投資信託       

もし、あなたがカナダで仕事をしていたりするとRRSPというものを耳にした方がいると思います。これがまさしくこの投資信託になります。

Inside Registered Retirement Savings Plans (RRSPs)
A Registered Retirement Savings Plan (RRSP) is a retirement savings and investing vehicle for employees and the self-employed in Canada.

カナダでは他にも国が運営している年金もあるのですが、これだけでは不十分です。これは日本にも言えた事ですが。国の年金(国民年金)以外にもできれば2つくらい持っているといいと思います。

みなさんも正規で働いた場合には給料明細から一部、お金が引かれることがあると思います(積立型)。これがRRSPだったりします。

少なくてもカナダではRRSP(Registration Retirement Saving Plan)は一部非課税で現金に戻すことができます。

これはかなり得です。例えば、日本では株でもFXでも利益には20%(恐らくカナダではもっと高い税率になります)の税金がかかります。

にもかかわらず、このカナダのRRSPに限ってはは非課税になります(ただし、決まった額があります)。使わない手はないです。

また一般的に投信信託には投資スタイルを選べることが多いです。

Aggressive(リスク度:高)

リスクが高いとされる、株などを中心に運用するスタイルでよくあるのがアメリカ株やカナダ株を中心に新興国の債券などを少し入れたりします。

Moderate (リスク度:中)

リスクが高いとされる株などと低いとされる先進国の債券をバランスよく組み合わせるスタイルです。バランス型とも言われます。先日、会社に訪れたManual Lifeの方いわく 大多数の方がこのバランス型を選ぶようです。

Passive(リスク度:小)

リスクが高いとされる株などは極力持たず、債券中心に回します。また債権のなかでも比較的に安全とされる短期の債券であるCPや1年や2年などの債券を多く取り入れます。

詳しくやると、本当に色々なプランがあるのですが大雑把にこのようにリスクを選べます。また投信信託は株を中心の信託や金や不動産型など様々です。

ちなみに、不動産や株はリスクが高いとされます。仮想通貨などはそれよりもさらに高くギャンブルとされています。

公的機関(政府系機関)

政府系機関の事です。たとば、日本銀行、中国人民銀行、スイス国立銀行などです。公的機関は意図的に為替市場などに介入して国益を追求することが多いです。

ただし、資産が増えるのは結果です(そこに意図はないと思われます)結果的に外貨準備というものが増えます。

例1日本中央銀行

たとえば日本銀行が歴史的に円安にするため/極度の円高を阻止するためにたびたび介入しています。莫大な資産がある中央銀行が介入を行うわけですからマーケットも強烈に動きます。

上のチャートは2011年の東日本大震災の時の協調介入【3月 黄色】と【10月 緑】の単独介入のときです。どちらも下髭が出たり、上に強烈に抜けたりしていますよね?巨大な資金が動いた証拠です。

例2 中国人民銀行

また、これは中国人民銀行にも言える事ですが人民元の価値を意図的に下げる(中国の輸出に有利)ために日常的にドルを買って人民元を売りを行っていると言われています。

これは日本も昔はやっていたことなので珍しい事でもないのですが、中国の場合にはその運用の仕方に日本と違いがあります。

基本的に日本中央銀行は介入を行うのはほぼドルに対してのみで債権のみと言われています。これが中国の場合には介入したものを時期によって、いろいろな物で運用するようになっていると言われています。

たとえば、アメリカ経済の行き先が不透明な場合にはユーロの債券を多く買って、逆の場合にはユーロを売ってアメリカの債券を買うみたいです。

事実、上記の2015年のはPIGGSなどでユーロの経済が崩壊?と危ぶまれていました。

金融緩和なども含めてかなりユーロ安(上記の丸の赤い部分)になったのですが、上記の急落に中国人民銀行の介入が入っていると言われています。強烈な下げになってますね

例3スイス中央銀行

スイス中央銀行の話を少し前にしたと思います。日本と同じように為替介入でスイスフランをユーロに対して低くなるように意図的に介入していました。

その後に方針の転換があったようで、恐らく、それまで持っていたユーロの債券などを処分したのではないでしょうか?

介入する理由は日本や中国と同じです。このときのチャートが上です。まさしく、底が抜けたようにユーロが急落しています。

その時の詳しい記事は下記に

年金機関

日本の年金やカナダの年金もここになります。(カナダの場合は一部の人はソブリンファンドと考える人もいるようですが…)

カナダの年金ですが、給料明細をみるとCPPIとなっていませんか?お金を引かれていますよね?まさしくこれですね。これを積み立てているのです。

CPP Investment Board - Wikipedia

ちなみに日本の場合はGPIFと呼ばれる世界で一番大きい、投資機関(準公的機関)です。これはみなさんの国民年金ですね。130兆円くらいあります。ですので、わたし個人も含めてGPIFの情報にはかなり敏感です。

最近の巨大損失で非難の的になっていますが、その後にかなり回復したようです。最近のリスク専攻債権の比率を減らして、株を増やす、または海外の金融商品への比重を増やす)が話題になっています。

CPP Investment Board - Wikipedia

生命保険

少なくても、日本での資産運用は超保守的と言われています。その運用の仕方はもちろん、PASSIVE型となっており。できるだけ、リスクを取らない投資運用が基本線となっています。

また、あくまでも長期の運用にこだわるようです。生命保険ですから、誰かが亡くなったときのための資金のわけです。したがって、リスク許容度が低いという事は理解できます。

ただし、保険会社も昨今の世界規模の利率の低下で運用に困っているようです。

ソブリン・ウェルス・ファンド(たくさんの準公的機関を含む)

簡単に言うと、投信信託の規模の大きな機関です。また、準政府系機関であることもしばしばあります。具体的に日本で言うとゆうちょ銀行などですね。

また海外で言うと中東やノルウェーなど国々の準公的機関が少し前の石油で出た利益を運営していることもあります。

またアメリカなどは州政府や一部の大学などの資金もあったりします。実はあのハーバード大学もファンドを持っているようです。本当に様々ですね。

わたし個人もこのSWFの情報には中央銀行ほどにないせよ、できるだけ情報を集められるようにTWITTERなどのでチエックしています。

Sovereign wealth fund - Wikipedia

個人投資家 

日本の場合には個人投資家が1番リスクを取ると言われています。事実、個人の方で株やFXや金などに投資される方が多いのはご存じだと思います。

海外の金融機関はこれをミセス・ワタナベ資金とか言われているものになります。

特に2007年くらいの日本のミセス・ワタナベの資金は莫大なものがあり、あのウォーレンバフェットも注目をしていた時期があったようです。

Mrs. Watanabe
Mrs. Watanabe describes the archetypical Japanese housewife and female investor and is a slang term for small, retail Japanese investors.

ヘッジファンド VS  投資信託

TOKYO, JAPAN – OCTOBER 16: George Soros, Chairman of Soros Fund Management, speaks at the Foreign Correspondents’ Club of Japan on October 16, 2006 in Tokyo, Japan. According to reports, Soros spoke about the value of the Japanese yen. (Photo by Junko Kimura/Getty Images)

金融市場などに興味があれば、一回は聞いたことがあるのではないでしょか?ヘッジファンドと投資信託って似てそうだけど?何が違うのという人もいると、思います。

投資信託とヘッジファンドは一緒という人もいますが実は結構、違いがあります。

投資資格の有無

一般に言われているのはヘッジファンドの場合には、投資をしてくれる人を選ぶと言われています。例えば、長期で利益を追求しているのに途中で解約をされてしまっては結果は出ません。

なのでそのような短期目線の投資家の資金は極力、受け入れは避けているといわれています。対して、投信信託などヘッジファンドのような制約は少ないと言われてます。

投資に必要な最低金額

まず、ヘッジファンドの場合には投資できる最低金額が決まっていると言われています。

しかもこの額がxxx万円とか、うん千万円とかレベルでないとそのヘッジファンドを通して投資できないと言われています。これに対して投資信託は小額から可能な所が多いです。

投資の手法の違い

ヘッジファンドは株などの下落トレンド(たとえば、新型コロナの急落【2020年の3月】などでは積極的に空売りなどをして利益を追求します。

対して、一般的な投資信託は高いところでは利食いをして、低いところでは買うという投資方法です。

ヘッジファンドなどは上げの局面でも下げの局面でも利益になりえますが、リスクが高く、毎年、かなりの数のファンドが消えていくと言われています。

また投信信託はリスクは低いですがリターンも低いところが多いと言われています。一長一短ですね。

リターン(利益)の目標

一般的に言われているのは投信信託の場合には全体の相場で良し悪しが決まるという考え方ですので、軟調の時に投資家のリターンがマイナスになるのは仕方ないという考え方です。

したがって、投信信託の商品などを買う時にはそのような状況下ではマイナスにもなりえ、さらに投信信託の会社などに責任は追及できないし、損害は補償しないとの1文が必ずあるはずです。

たいして、ヘッジファンドは毎年、目標が決まっておりその目標に届かない場合にはヘッジファンドは手数料はもらえないとかインセンティブがZEROとか極端なケースが多いです。

そのために長期で生き残っていけるファンドは少ないと言われています。

わたし個人が尊敬しているジョージソロスはヘッジファンドであるソロスファンドを運営しています。英語と金融の知識があると、このようなファンドがどのような金融商品に投資をしているかが理解できるようになります。

George Soros Current Holdings and Portfolio - GuruFocus.com
View the current portfolio and top holdings for George Soros. Detailed information include number of shares and portfolio weight.

実需(輸出、輸入)(反対決済無し)

金融市場には反対決済を必要としないものも存在します。それが貿易関連です。一般的に実需と言われているものになります。

有名な所で言うとTOYOTAですね、またSONYなども有名です。ここ数年は日本の貿易黒字も衰えてきましたが、過去40年くらいで見ると黒字も黒字でいいところです。

このような会社が海外で利益が出ると、その後の円転を絡めて貿易黒字となり、円高要因です。

またダイソーなどの輸入業者には円高の方が有利です。海外の品物をやすくなって、国内で売れるからです。

この黒字から始まった海外投資のおかげで、日本の海外の資産が400兆円まじかとなっておりこれが原因で慢性的な円高になっています。

円高もいいと思っている人が多いと思いますが、デフレの要因だったり、海外で貿易黒字が出せないとかいろいろな要因があります。

また非常に大事な事に長期でこの貿易黒字でその国の通貨などの方向が決まります。ただし、その規模は多くなくて全体の10%から20%と言われています。

まとめ

金融市場には色々な金融機関や政府系機関、準政府系機関があるということがあるといことが分かっていただけたと思います。また、運用に仕方も様々で特色がある事も理解していただけたら嬉しいです。

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